「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

純米焼酎  「 風白馬 ( かぜはくば ) 」

2012-02-22 17:16:50 | 泡盛 ・ 焼酎 ・ 酒






酒売り場の棚で目を惹いた「風白馬 」。
迷わず買い物カゴに入れたのは云うまでもなかばってん、
宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸にある神楽酒造の純米焼酎は、
同じ米焼酎の“白岳しろ”よりも濃ゆく感じる。

純国産100%の米を減圧蒸留で仕上げ、、
香味の特徴としては香りの主成分であるバニリンや吟醸香と呼ばれるフルーティーな香りが特徴である。
また、米の甘味がマッチし、他の原料と比べ柔らかい酒質がポイント。
爽やかな酒質故にどんな料理にでも合う商品。
商品名は弊社麦焼酎 「 ひむかのくろうま 」 に対し白馬をモチーフにしたものである。





沖縄県糸満市  「 南山城跡 」

2012-02-22 16:48:19 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡


グスク内にある桜が揺れる南山神社






神社裏にある 「 南山城址碑銘 」






墳墓あるいは拝所をまとめたものと言われている






仁天屋懈大神と書かれたグスク内にある拝所






野面に積まれた内部の城壁






根が絡みついた石垣






大きな石で頑強に作られた城壁








沖縄 「 南山城跡 」





南山城は歴代の山南王の居城として栄華を誇ったグスクであるが、
歴史上で山南王の実態が明らかになったのが、
1380年ごろから登場してくる承察度(しょうさつと)からである。
中国の明の記録「明実録」に記されていることによれば、
山南王・承察度は大里按司のことと考えられる。
その根拠は、承察度は方言で(ウフサト)と発音され、
大里按司も(ウフサト)と発音される事から、ほぼ同一人物だと考えられた。
では何故、大里を使わずに承察度を使ったかを考えれば、
盛んに中国との貿易をしていた関係上、
ウフサトと読める中国風の承察度の名前を使ったのであろう。

 南山城は、糸満市の大里集落の南方にある標高60mの石灰岩台地に築かれたグスクは、
高嶺小学校一帯を含んでいる。
グスク北側は崖があり、崖下には尚巴志との因縁の戦いになった嘉手志川(ガデシガー)が流れている。
石垣は切り石積みと野面積みの石垣が確認されている。


落城伝説
金屏風と嘉手志川を交換して嘉手志川を手に入れた尚巴志は、
嘉手志川の使用を規制する御触れを出して山南の人々を困らせた。
金屏風ほしさに川と引き換えた他魯海(タルミー)に対して恨みを持った住民は、
尚巴志にとって計算どうりであった。
さらに自分に味方する者には自由に水を使わせ、
山南の民衆を中山である自分の味方に付けてしまったのである。
こうして満を持して大軍を引き連れて山南に攻め入った尚巴志は、
他魯海王を打ち滅ぼし、三山統一を成し遂げる。

南山城跡へのアクセス
南山城跡へのアクセスは、糸満市の高嶺小学校を目指して行ってもらいたい。
駐車は、中学校側のグスク入り口付近の路上に駐車した。

沖縄県糸満市大里