「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

千葉舞美の 『 窓をあけて 』

2012-02-26 14:28:56 | 音楽 ・ 映画








毎週、楽しみにしている番組がある。
それは、 「 窓をあけて九州 」 という番組であるが、
いろんな人がいろんな分野で頑張り続けるヒューマンドキュメンタリー番組である。

今日は、昨年末で廃止になった荒尾競馬で走っていたゲーリーチビチャンであった。
なかなか勝てない300キロ台の小柄な競走馬の行く末案じる調教師と、
ジョッキーという職業を廃業か継続かで悩む女性騎手のドラマは、 “ たまらん ” やった。
この番組は、歴史的、教育的見地からいっても資料として後世に残る貴重なものだと思う。

我々の知らないその世界で、もう一歩奥に進んだ驚きや興味にまつわる
情熱、悩み、葛藤、達成、喜びに感動し、涙する作品であるが、
どの作品の根底にも心が震える感動があり、人々の温もりに触れている。

そんな番組のテーマーソングで流れるのが、千葉舞美さんが唄う 「 窓をあけて 」 である。
映像と爽やかな歌声がマッチして、それだけで感動させてくれる。
番組の構成もそうだが、音楽の効果もかなりのモノがあると思う。
編曲がされているものの、作詞・作曲・唄は彼女自身とあって、その思い入れが伝わって来る。

僕自身、以前から気になっていた唄 ( CD ) に出会えた喜びは大きい。




福岡県赤村  ・  近代土木遺産 「 石坂トンネル 」

2012-02-26 14:12:16 | 近代化産業遺産・土木遺産





































































登録有形文化財の石坂トンネル付近





竣工    /  1895年 ( 明治28年 )
技術顧問 /  ヘルマン ・ ルムッシュテル (ドイツ)
第一石坂トンネル 延長 33.2m
第二石坂トンネル 延長 74.2m
■  登録有形文化財


石坂トンネルは九州で一番古い鉄道トンネルである。
その路線が走る豊州鉄道は、北九州と田川、伊田、添田などの産炭地を結ぶ鉄道として
1895年(明治28年)に開業したもので、その後1901年(明治34年)に九州鉄道に合併され、
後に国鉄田川線となった。この区間は将来複線化を念頭に建設されたため、
2本あるトンネルはいずれも複線断面で建設されたが、結果的には単線で使用したまま今日に至っている。
 この2本のトンネルは、九州最初の鉄道トンネルとして記念すべき存在で、建設当時の姿を良好に保っている。
構造と断面は隣接したトンネルでありながら両者で異なっており、
第一石坂トンネルは側壁と迫石の下半分が素掘りの岩盤になっているほかはすべて煉瓦構造で、
パラペットの煉瓦には装飾的技法が見られる。
一方、第二石坂トンネルの履工はすべて煉瓦積みであるが、坑門は製層切石積みで出来ている。
断面はどちらも独自のもので、第二石坂トンネルは完全な複線断面であるが、
第一石坂トンネルは山側の岩盤が未掘削のまま残されている。
なお、田川線はJR九州を経て、1989年(平成元年)に第三セクターの平成筑豊鉄道へ経営が移管されている。

 本州鉄道はイギリス人技師の指導により建設したが、九州鉄道建設にあたっては、
技術顧問としてドイツ人でプロシア国有鉄道機関監督の職にあった ヘルマン・ ルムッシュテル氏を招請し、
橋梁、レール、機関車、客貨車などの資材をドイツから輸入し、
ドイツの技術協力による鉄道の建設は当時としては他に類例がなかった。

石坂トンネルへのアクセス
石坂トンネルへは、平成筑豊鉄道の「源じいの森温泉駅」下車、徒歩約3分。
駐車は、「源じいの森温泉」または「研修センター・キャンプ場」の駐車場が無料で利用できる。


福岡県田川郡赤村石坂峠



沖縄県糸満市 「 照屋 ( てるや ) グスク 」

2012-02-26 13:20:54 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡






糸満中学校の上にある目印となる浄水場タンク






浄水場内にある崩れ落ちた石垣






グスク下にある照屋の拝所入り口






照屋の神さま






照屋の神さまの広場にある拝所






照屋グスクは、別名(ティラグスク・ウチバラグスク)と呼ばれているグスクで、
太平洋戦争によりほとんど破壊され、昔の面影すら残していない。
グスク内には「照屋の神様」と書かれた拝所の他に古墓が点在している。
 伝承によれば南山グスク隆盛の頃、照屋グスクは貿易品の倉庫として、
または支配地域の防塞としての出城の役目をしていたところだと言われている。

 グスク下方には報得(むくえ)川が流れており、河口近くには南山王のころ、
中国との貿易のための船着場として利用されていたところがあり、
そのことからこの地域一帯を、唐船小堀(トウシングムイ)または、唐船嶽(トウシンダキ)と呼ばれている。


照屋グスクへのアクセス
照屋グスクへは、国道331号線を那覇方面から糸満方面に進み、
糸満市役所手前の糸満ロータリーを左折して県道77号線に入り、
糸満小学校のを過ぎて左折して糸満中学校の方へ進み、
照屋グスクの看板を道なりに上って行くと水道タンクの見える山に着く。
その水道タンクを回るように登って行くとグスクがあるが、
水道タンクの入り口に鉄条網が施してあるため、
道路より斜面をよじ登ってグスクまで行かなければならない。
 駐車は、グスク入り口が広くなっているのでそこに駐車した。

沖縄県糸満市照屋