皆殺しの小倉餡を日本から送って貰った。羊羹作りに勤しむためである。春の気候の良い時期にでも完成させようと思っていたが、結局忙しくて、賞味期限が切れてからの試作となった。
先ずは二通りの原料を使うことにして、一つは寒天であり、一つは葛である。先ずは最初のものから試してみた。既に寒天では昨年夏菓子を研究していたので、兎に角餡をお湯で溶いて、お汁粉にしてから、そこに寒天の粉を加えていった。
十分に粉を混ぜておいたので、特に塊が出来ることもなく、奇麗に仕上がった。
さてお味と食感は、所謂丁稚羊羹と呼ばれるそのものであり、コタツに入って冷やしたそれを楽しむといった按配である。要するに本練り羊羹とは全く別物であるが、これはこれで和菓子としてもなかなかいける。もう一つお汁粉を濃くして、寒天を硬めにすれば夏の和菓子としては申し分ないであろう。
お薄に合わす菓子としては、もう一捻りしたいと、次の機会までに勉強しようと思っている。
先ずは二通りの原料を使うことにして、一つは寒天であり、一つは葛である。先ずは最初のものから試してみた。既に寒天では昨年夏菓子を研究していたので、兎に角餡をお湯で溶いて、お汁粉にしてから、そこに寒天の粉を加えていった。
十分に粉を混ぜておいたので、特に塊が出来ることもなく、奇麗に仕上がった。
さてお味と食感は、所謂丁稚羊羹と呼ばれるそのものであり、コタツに入って冷やしたそれを楽しむといった按配である。要するに本練り羊羹とは全く別物であるが、これはこれで和菓子としてもなかなかいける。もう一つお汁粉を濃くして、寒天を硬めにすれば夏の和菓子としては申し分ないであろう。
お薄に合わす菓子としては、もう一捻りしたいと、次の機会までに勉強しようと思っている。