デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



昨日に引き続き、「ヴァルキューレ」を観た。今日は第三幕、ヴォータンがブリュンヒルデの力を奪うが、娘の心理の葛藤と真意を理解したヴォータンが断腸の思いでブリュンヒルデと告別する、とても泣ける場面だったのでひたすら感動してしまった…。
それにしても、昨日の第一幕・第二幕ほど、出演者たちの声が出ていなかったのは気のせいか。。。?
私のつけていたヘッドホンの性能のせいか、それとも出演者たちの演技の流れで、結果的に集音マイクに背を向けて歌うことになってしまったからなのか、いまいち張りがなかったように思う。
いや、もっともな理由はおそらくワーグナーオペラ特有の切れ目の無い音楽の展開のせいで、出演者が歌い疲れているからかもしれない。楽曲が切れない演奏方式を「無限旋律」というそうだが、トータル4時間ぐらいある無限旋律のなかで、延々と歌わなければならない場面を歌いきるのは、並大抵のことじゃない。それでも幕が下りるまで疲れた表情一つ見せない歌手たちは、本当にすごいと思う。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )