デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



市内で開催されているルーヴル美術館展に行った。かなりの名画が来ていたと思う。個人的に気に入ったのはポール・ドラロッシュの『若き殉教の娘』(1855)という作品だった。悲しいけれど、とても美しい作品だった。
展示ではフランスが東方趣味を抱きはじめたころの絵が多かった。つまり新古典主義やロマン主義の作品だ。現代では飛行機に10時間も乗っていれば、すぐに行けちゃうような国がカンバスに描かれている。
当時はようやく交通の便が発達してきて、東方に興味を持ち始めたころ。東方に実際に出かけ、そしてその驚きを懸命に記録することが世の中の関心をかった時代なのだ。
作品からはフランス人が持っていた東方への憧れや熱情が、ほどばしるように伝わってきていたと思う。

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バスを降りると故宮博物院の階段を上ったが、周りは団体の観光客や友達と連れ立って旅行している人たちばかり。一人旅の私は羨望を覚えてしまうのだった。
そして寂しさを少しだけ癒すため、仲間同士で訪れている日本人の方にカメラのボタンを押してくれるよう頼んだりした。
台湾観光年のパスポートをもらっていたので博物院は無料だった。館内ではゆっくりできたが、展示品について団体に説明しているガイドの大きい声が、耳に障ることもあった。それは、聖徳太子のことなどを引き合いに出して、やたらと中国のほうが歴史が深いのだと誇らしげに繰り返すガイドの声だった。なんか残念な気がしたものだった。

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