台北駅の食堂で120NT$(ニュー・タイワン・ドル)の定食をたのんだが、先に20NT$を出し100NT$を出すため財布の奥をもぞもぞやっていると、レジの女の子が「足りないよ!」といわんばかりの形相で上目遣いに私を見た。
定食でお腹は膨れたものの、ものすごく脂っこくて結局残してしまった。食堂をそそくさと後にした。
外は暗くなり、空港行きのバスが出ている停留所がわからず、インフォメーションの台湾観光年のTシャツを着た女の子にたずねると、英語とたどたどしい日本語を織り交ぜて場所を教えてくれた。
バスはちょうど出発するところだった。急いでチケットを買い、バスに乗り込んだ。駅周辺のネオンがとてもきれいだった。
バスは車内灯が消えていて、空港までハイウェイをひたすら疾走した。暗い車中で、台北よさようなら、三時間後にはアジアを離れるんだな、と頭の片隅でつぶやいた。
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