デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



「バーソロミューさん、助けて!」のイメージで…

パレ・ロワイヤルと聞いて映画「シャレード」(1963)のクライマックス場面を思い浮かべる人もいるだろう。パレ・ロワイヤルにある回廊は撮影のロケ地でもある。
私が行ったときにはたぶんここで撮影したであろうと思われる柱廊のあたりが全体にわたって改修工事中で、柱と柱の間に工事のための板が立てられていた。


遠めに見ても工事のための板があるのがわかる…。



中庭は町の憩いの場である










映画のロケ地を見たいという気持ちもあったが、奇しくもそのロケ地、工事用の板で回廊でなくなっていた場所、パリのパサージュのプロトタイプとなった場所が私の目的の場所でもあった。

では、パレ・ロワイヤルについて前回のつづきを書いていこう。
ルイ14世の弟フィリップ1世(オルレアン公)が住んで以降、パレ・ロワイヤルは代々オルレアン家の当主が住むようになった。
そのオルレアン家の五代目のフィリップ・ドルレアンが当主のとき、彼の極端な浪費癖で五代目フィリップは借金で首が回らなくなってしまう。彼はパレ・ロワイヤルを手放すか破産かの瀬戸際に立たされるが、そのとき彼に妙案が浮かんだ。
彼はパレ・ロワイヤルの中庭を改装し、そこに回廊式ショッピング・センターと分譲住宅を建設し、区画ごとに売り出したのである。

(つづく予定)

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