DoaU330日目_Part4_ちびくろサンボ

曰く、サンボは黒人の蔑称だ。
曰く、大喰らいの黒人をバカにしている。
曰く、派手なファッションが黒人のセンスを見くびっている。
などなど。

ヘレン・バンナーマンというスコットランド人の意図とは関係なく、
黒人蔑視とやり玉に上げられ、
1988年、ちびくろサンボは日本でも絶版になる。

トラがぐるぐる回っただけでバターになっちゃう。
無茶苦茶だけれど、ガキだったオレは思った、
パンケーキを食べたいな、バターをたっぷりつけながら。

でもさ、トラの黒いところはどうなっちゃったのかな？
嫁さんが訳のわからないことを言う。
確かにバターは黄色い。
しかし、トラとは一切関係ないし、
しかも目の前にあるのは、あの48％である。
780ccも残っている生クリームをボウルにあける。

トラだってぐるぐる回ってバターになるんだから、
生クリームだってぐるぐるぶん回せばバターになるんじゃね？
嫁さんとうなずきながら、ブラウンのマルチミックスを取り出す。
ハンドミキサーなので、ホイップクリームだって、
ジュースだって作れちゃう便利な道具。

雪印のバターを見ると、100gあたりの塩分量は1.4g。
750gぐらいあるから、10gぐらい？
ゲランドの塩を10g計量すると、見た目でビビる、
多いな、半分も入れれば十分でしょ。

ぶいーんとマルチミックスをぶん回す。
シャビシャビのまま時が過ぎる。
一番弱いからか？強くしてみる。
すぐに反応する、これでやめればホイップクリーム。
そんな状態でゲランドの塩を入れてみる。
また、ぶいーんとぶん回す。

何かがおかしい。

バターって黄色いよね？嫁さんに言う。
もちろん、トラじゃないから、黒になった訳ではない。
まったく逆、真っ白なのだ。
ホイップクリームの滑らかな状態から
ぼそぼそとした感じになってくる。



どう見てもおかしい。これであってるのか？
訳がわからなくなって、サイトをつらつらと見にいく。
最初に軽くふって、乳脂肪と水分を分離させろ、とある。
あれ、やってねえよ。

ただ、ホイップクリーム作りの時に、固くなった、どうすれば？
という質問が見つかる。
そのまま混ぜればバターになる、そう回答してある。
なんだかさっぱりわからなくなる。
普通にバターを作るのなら、最初に分離させろ、
そうじゃなくてもバターにはなる、
どっちが正しいんだ？



手作りバター
そう言い切ることには抵抗があるけれど、一応は完成？
見た目はアイスクリームみたいになっているけれど、
糖分は一切入っていない、やや塩気があるクリーム。
宮古島で食べた雪塩アイスだと思えば、そう思えなくもない。

嫁さんと2人で悔しがる。
次はきちんとやろう、そう思う。
しかし、48％の高級生クリームがそうそう手に入る訳もなく・・・