缶詰だけど、それが何か?

缶詰、レシピ、散歩、食べ歩き、いろんなものがあります

DoaU336日目_Part2_山そば(蕎麦/伊勢原)

2010-01-30 23:36:17 | ドライブ
ブノワトンを出て、県道611号を直進する。
600mぐらい進むと東名にぶちあたる。



おおやま
それにケーブルカーのマーク、進みますよ、大山はすぐそこだ。
ここから約4km。



丹沢大山国定公園
ここから1kmぐらいけっこうな急坂を上っていく。
大山ケーブルカーに乗るのだ、そう意気込んでいたけれど、
駐車料金1,000円!
ケーブルカーに乗れば駐車料金はタダ、とかなんかないの?
観光資源だからと納得しつつも黄色いマーチはUターン。

そのまま山を駆け下りる。
JAいせはら大山の直販所をひやかす。
三浦大根みたいな大根、椎茸、みかん。
全てがアホみたいに安い。
しかし、買ってもなあ、宅配野菜が家にはてんこ盛りだ。

そのまま611号を下る。
産能大への分岐となる石倉交差点から50m。



山そば
走ってきた限り、ここぐらいしか食べられる店はない。
入ってみよう、そんなに最悪の結果にはならないハズだ。

13時半。
引き戸を開けるとほぼ満席、1階は、だけれど。
かろうじて嫁さんと2人、カウンターに席を確保する。
観光客よりも地元のお客さんが多いような。

ビールを頼むと、
お客さん、クルマ?
まあ、クルマ以外じゃ来られないよな、ここまで。
嫁さんが運転しますから、と言うと、なんとかビールを出してくれる。

隣のご夫婦が頼んでいた、かき揚げそばにのけ反ったり、
天ぷらのいい香りをかいだりして、待つこと15分。



天ざる(1,200円)
この店の最高額メニューを見て、
2人で椅子から転げ落ちるぐらいにのけ反る。
引き戸の前で天ぷらの揚げ油を嗅いだ嫁さんが負けた。
しかし、天ぷらの量がハンパない。
蕎麦なんて2人前以上だ、絶対に。

大根おろしにおろしショウガ、これにそばつゆをかける。
天ぷらも蕎麦もさっぱりと食べられる。



山そば(1,000円)
この店で2番目に高いメニュー。
店内に貼ってあった写真を見たときに、これは楽勝と思っていた。
3種類だけれど、4cmぐらいのせいろにのっているんだろう、
そう高をくくっていた。
しかし、だ。
無理です。
高さ10cm以上のミニ丼以上だよ、コレ。
右が山菜うどん、左はなめこおろし蕎麦、奥がとろろ蕎麦。

山菜うどんは暖かいので先に食べる。
山菜は塩気が強いけれど、出汁はうまい。
しかし、これと嫁さんの天ざるを手伝っていながら死にそうになる。

なめこおろしにとりかかる。
そばつゆをかけて食べる。
蕎麦は更科系の白っぽい蕎麦。
そばつゆは甘すぎず、醤油辛すぎず、いい感じ。
しかし、蕎麦が相当なしっかりもの。
歯ごたえがいいなんてもんじゃない。
大根おろしが消化を助けてくれるだろう、そう願う。

とろろにとりかかる。
これまた消化酵素に期待する。
しかし、それは期待でしかない。

嫁さんは遠い目をしている。
山そばは2人でなんとか片付けた。
しかし天ざるの蕎麦はどうにもならん。
どう頑張っても減らないのだ、蕎麦が。

ごめんなさい、そう心で呟きながら店を出る。
ちょっと周囲を散歩する。
産能大への道を歩けば、大山が天を目指していた。
胃が腹筋を突き破りそうなぐらいだ、かなり死ねる。
しかし、天ぷらの油による胸焼けはまったくない。
量だけだ、このアホ夫婦にとって問題があるとすれば。

DoaU336日目_Part1_ブノワトンへの道

2010-01-30 22:19:20 | ドライブ
1/30(土)

さて、ニコるか?
意味不明の言葉とともに起きてくる嫁さん。
二子玉川に行く、そういうことか?
1/28のブラタモリで出てきたニコライ堂のこと、
それに気付くまで、ぽかんと口を開けたまま20秒。
湯島聖堂、聖橋、昌平橋などを辿るのも悪くない。

二子玉川でもいいぞ
10/16にオレ1人が前を通っただけで、
未だに入れていない大勝庵に行くということらしい。
蕎麦を食べて多摩川沿いをぶらぶらも悪くない。

それとも伊勢原に行ってみる?
伊勢原に何がある?わからん、ほとほと困り果てる。
ブノワトンというパン屋があるらしい、
それを教えられるまで、ぽかんと口を開けたまま30秒。
グーグルマップで見てみると、すぐ北に大山、そして丹沢山系。
ケーブルカーに乗って上空から相模湾を望むのも悪くない。

10時半過ぎに出られる・・・と携帯がバッテリー切れ、
最近、バッテリーが弱ってきた、やばいなあ。

11時ぐらいまで充電してから出発。
環八は第三京浜の先から大渋滞。
上野毛駅前で左折して丸子川沿いに進んで246号を横断、
二子玉川小学校入口で右折して商店街に入る・・・
しかし、だ。
NTT瀬田前の橋が工事中。ぐるっと回って環八へと復帰する。
東名はすいすいと進む。
厚木の出口でちょいと混むけれど、たいした渋滞ではない。
小田原厚木道路沿いにちょっと進んで田谷交差点で右折。
小田急線の上を通り抜けて246に入る。
246も混んでるけれど、12時25分には到着。



ブノワトン Boulangerie et Charcuterie
246の板戸交差点を左折すればすぐに着く。
地産地消にこだわった高橋幸夫さんという職人が開いた店。
昨年、亡くなられて閉店?となったけれど、奥様が継続したらしい。
それでも閉店まで2ヶ月らしい。

店の前の駐車場には湘南ナンバー、相模ナンバーはもちろん、
品川ナンバーや練馬ナンバーが停まっては去り、また来る。
人気店だということはすぐにわかる。



こんな感じでディスプレイ。
手書きのPOPに使っている小麦や天然酵母が書いてある。
買う物は嫁さんに任せて、ぷらっと表に出る。



板戸交差点まで100m歩く。
手前の信号の下に大山がすぐそこに見える。
そこまでは行ってみよう、そう考えながらブノワトンに戻る。
嫁さんが両手にパンを抱えて出てくる。
黄色いマーチのリアシートに安置して、
さあ出発だ。

DoaU335日目_Part2_鳥竹(鶏料理/神楽坂)

2010-01-30 19:20:32 | 食べ歩き
世の中にはいろんな委員会がある。
株式会社の中にも指名委員会や報酬委員会などが、
Chief Executive Officerがいる会社には確実にある。

それは6年前の夏に設置された。
暑かった、ビールが飲みたかった。
スヰートポウズで餃子でビールだよなあ
前職は昼からビールを飲んでもさして咎められなかったから、
けっこう大きめの声でそう言った。
向かいに座っていた2歳下の女性が喰いつく。
餃子好き?好き?食べにいこうよ
この一言が波紋を呼ぶ。
当時のグループ全員が参加することになって、
その委員会は設置された。

餃子委員会

委員長はその女性。
オレは企画委員で店を選ぶ。
委員会は離合集散を重ねて5人になる。
そして餃子縛りだと餃子しか喰えない、ビールぐらいしか飲めない、
不平不満が高まり、餃子委員会はその所期の志を忘れ、
ただの飲み会へと成り下がる。

そして1年ぶりに餃子委員会が招集された。
もちろん餃子縛りではない。
というか、オレが鶏の唐揚げが食べたい、そう言ったからだけど。

19時前に飯田橋に着く。
ラムラの三浦屋で石ラーや珍しい缶詰がないか探しているうちに
19時はとっくに過ぎる。慌てて神楽坂を上っていく。
善国寺の次の角を左に曲がる。



神楽坂 鳥竹
表には2人分3,000円がぎらぎらと。
15人も入れば一杯の店内に委員長以下勢揃い。

右京さん、無事でしたか?
ダウンにマフラーで完全防寒のオレにその言葉が飛んでくる。
富士山が荒れちゃってさ、死ぬかと思った
まあ、こんな感じである。

どうやって生きてた?

死んだかと思った
簡単に殺すな、オレのこと。
グループ内で別々の会社にいたので、
誰がどこに飛ばされた
実はここもヤバい
辞めてからのことをいろいろ教えられる。
そもそもの本業以外はヤバそうな香りがぷんぷんと。

唐揚げは3種ある。
普通の唐揚げは手羽みたいなのでパス。
ももの骨付きからあげ(730円)
竜田揚げ(730円)を頼む。

先にきていた面々が頼んでいた刺身の盛り合せよりも先に出てくる。
おかしいよね、口々に出てくる言葉に、
まあ、ほかの注文との兼ね合いじゃない?
えっ!怒らないの?
丸くなったねえ
さんざんである、どんなんだ?オレ。

牡蠣の天ぷらやニンニクの天ぷらなども出てくる。
ほぼ最後に刺身。
魚じゃなくて鶏だよ、鶏のささみだよ。

味はまあまあ。
竜田揚げと唐揚げの違いがよくわからんかった。
串ものも頼むけど、焼き過ぎ?
つくねはちょいとぼそぼそと。

そして最後に頼んだのがラーメンである。
焼き鳥屋のラーメンはスープがホントにうまいのだ。
そして、ここも呆れるほどうまい。
もちろん全部食べられる訳もない。
しかし、スープはやたらと飲む、いいなあ、ホントに。

また委員会招集しますね
そういう言葉を投げられて別れる。
いいけどさ、簡単に殺すなよ、オレのこと。

DoaU335日目_Part1_かき揚げうどん

2010-01-30 09:04:30 | レシピ
1/29(金)

♪たんたんタヌキの金○は~♪
男なら誰でも歌ったことがあるハズ。
信楽焼の巨大な陰嚢、つまり金の化身。
文福茶釜はタヌキが茶釜に化ける。
汲んでも汲んでも尽きないお茶は富の象徴。
タヌキは人を化かすと言われるけれど、
化ける所を見たことがないので、なんとも。
ただ、動物は神に使わされた神の化身としての意味がある。
そういう意味では化けているのかもしれない。

朝からハローワークへ行く。
ほぼ最後となる失業認定、あと1回はおまけみたいなもんだし。
一応、相談してからとっとと帰る。
11時半ぐらいだったから嫁さんに電話する・・・
出ねえよ。
学大辺りでメールが来る。
おはようございます
家を出る時に、またベッドに戻りそうだったけれど、
ホントに戻るとはねえ。
自由が丘に着いて電話、昼ごはんをどうするか?
リンゴとカロリーメイトがあるからいいよ
いや、君のご飯ではなくて。

東急ストアで買い物をしてから帰る。
家にはうどんが2食分あるし。

帰るなり鍋に水1,000ccをはり、出汁昆布、
薄切りにしたタマネギ1/2個を加えて火にかける。



沸騰したら豚もも肉を50gぐらい入れて出汁にする。
灰汁をひいたら、みりん大さじ2、醤油大さじ2。
弱火に落としてコトコト煮る。
乾燥ワカメを加えて、塩で味を調える。

うどんは普通に茹でる。



このまま食べれば、肉の少ない肉うどん。
ただ、それだったらもっと豚肉を入れてる訳で・・・。



東急ストアで買ってきたのはかき揚げ。
こっちは小柱のかき揚げで、嫁さんは小エビのかき揚げ。

リンゴとカロリーメイトが化けた!
嫁さんはニコニコである。
いえ、もちろん葉っぱを化かした訳ではありませぬ。

DoaU334日目_Part2_ヤマソウ水産「焼津漬」

2010-01-30 00:29:21 | 食べ物
日本人で一番多い名字は佐藤さんである。
次いで鈴木さん、高橋さん、田中さん、渡辺さんとなる。

日本人が一番多く食べる魚となると、圧倒的にスズキさんになる。
マグロだってカツオだってサバだってスズキさんの血統だし、
鯛やハタハタ、キスだってスズキ一族である。

どこでもいっしょのスズキは一族ではない、もちろん。
ただ、愛されるキャラなのでみんゴルにもキャディで出てきた。

いや、そんなことはどうでもいい。
そとことかようにスズキさんは魚屋で愛される。

キミサワでこんなものを売っていた、たった300円で。



ヤマソウ水産「焼津漬」
鯵の粕漬けである。
鯵もスズキさん一家に属する魚。
光り物好きの家でもイワシ、サバに次ぐ人気を誇る。
しかもかなりデカイ。
ニュージーランド産なので、ムロアジの仲間かな?
少なくともマアジではない、シマアジぐらいデカイ。

昼にカツカレーを食べて、獣肉は見たくもない、
そんな心持ちにはぴったりではないか。

上州ねぎに塩をふって、一緒にグリルに入れるだけ。



鯵の繊維がほろほろとほぐれる。
ちょっと塩気は強いけれど、旨いぞ、これ。
キミサワでまた売っていたら、確実に買う、鯵以外でも。

コレだけでは圧倒的に繊維不足。
見たくもない、けれど、またも宅配野菜で来てしまったので
残っていたキャベツは消費してしまおう。

5mm幅ぐらいに切って、出汁昆布と一緒に煮る。



入れ歯が外れたって、いや、もちろん入れ歯じゃないけれど、
歯茎で噛めるぐらいまで煮る。
塩昆布を入れて、味付けしたら完成。



優しい味にはなったけれど、しょせん塩昆布。
ちょいといやらしい味であることも確か。

ちなみにキャベツはアブラナ科。
大根や白菜、ブロッコリーやカリフラワー、
水菜や小松菜、ワサビだってアブラナ一族である。

魚屋さんと八百屋さんで愛される2種を食べた夜。