缶詰だけど、それが何か?

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again016_Part2_鰻の蒲焼き

2010-07-19 19:18:38 | 食べ物
音に三等あり。
ブツと鳴るもの上品にしてその形円(まろ)く、
ブウと鳴るもの中品にしてその形いびつなり、
スーとすかすもの下品にて細長い。

放屁論なる書物を著した男、修復したエレキテルをヘレキテルと言い、
さらに、屁の曲芸師に弟子入りするとまで書き記す。

日本初の博覧会を開き、油絵を描き、鉱山開発まで行った変人は、
自分を受け入れない世間を冷笑するようになっていったらしい。

日本初のプロデューサーだった平賀源内、その足跡を今でも残すものは、
もちろん「本日土用丑の日」のキャッチコピーで夏に鰻を食べる習慣である。

ただし、夏の鰻は痩せているため、ウマくはないのだ、ホントは。

昼ごはんを片付けた後、今度は布団の入れ替えである。
夏用の薄い掛け布団に替え、布団干しに嫁さんが励む。
そして、また汗まみれになる。

夕方、しょうがないので晩ごはんの買い物に出る。
メンチカツか?
いや、勘弁してくれ。
ただ、さっぱり系ばかり食べているような気がする。
思いっきり濃い食べ物でもいいような気がするけれど、メンチカツはイヤだ。
近所のスーパーを覗くと、国産うなぎが980円。
うなぎでもいいか?今年の土用丑の日は7月26日だから、1週間早いけれど。

帰ってから小松菜を茹でる。
白だしとごまで和えたら1品完成。
昼に残したモヤシのナムルもあるから、いいでしょ?
あとは、鰻に日本酒をふって電子レンジで加熱すれば出来上がり。



やっぱり安い鰻は安いなり。
小骨が気になるとか、いや、安いんだから気にしない方がいい。
それにビタミンAを摂取できたことが一番である。
ただし、過剰摂取は下痢の素である。
屁だと思って・・・なんてシャレにもならんことはしたくない。

again016_Part1_ざるうどん

2010-07-19 15:58:57 | レシピ
7/18(日)

春は、あけぼの。
やうやう白くなりゆく山ぎは
少し明かりて紫だちたる雲の細くたなびきたる。

空を見上げながら嫁さんと歩く。
雲があまりにきれいだったので、ふと雲が出て来る古典を思い出す。
習ったのは四半世紀以上前である。
昔のことは思い出せるのにね
確かにねえ、最近、覚えた人名が出てこない、完璧な老化。
ああ、イヤだ。

仮面ライダーWを見終えて、東側のベランダで一服、腕がじりじりする。
雨なんてホントに降らなかった東京南部、
梅雨明けをしたら日差しはさらに強烈になっていた。
ヒルマに行くか、ちょっと迷う、いつきがプリキュアになるかどうか迷う以上に。

ただ、見上げると東京とは思えない青い空を雲が泳ぐ。
10時過ぎに家を出る、真夏の太陽に見送られながら。



東京工業大学から富士山方面を見るけれど、さすがに富士山は望めない。
手前の大山というか丹沢山地は見えるんだけれど。
正面には二子玉川ライズのマンションが見える。
高層の雲たちは動かずに、低層の千切れ雲たちが西から東へと流れる。



春にはを楽しませてくれた木々の上にも低層雲がぽっこり。
ゆっくりと風に流されながら東へと。



右には東工大の本館がある、北海道ではもちろんない。
ただ、芝生の緑と木々の濃い緑、青い空、白い雲、ホントに東京か?
春先にはここでのんびり過ごす家族が多かったけれど、
さすがにこの日差しの中、ココで過ごせば黒こげである。



百年記念館のガラスにも青空と雲が写り込む。
その後ろのホントの空に浮かぶ雲から連なるように。

うどんだろ?
嫁さんは帰るなり、そう言う。
東京とは思えない、からっと気持ちのいい暑さだったけれど、さすがに滝汗、
とにかく、するする食べられるものがいいから異存はない。

ヒルマで買ってきたモヤシをさっと洗ってから茹でる。
ボウルにごま油大さじ2、塩小さじ1、豆板醤小さじ1/2を入れて撹拌。
茹で上がったモヤシを放り込んで混ぜ合わせて、冷やせば出来上がり。



嫁さんも掃除で汗をかいたので、ちょっと辛めにしてみた。
いや、辛い、ホントに。やり過ぎだ。

ヒルマで買ってきた油揚げをフライパンで焼く。
弱めの中火ぐらいで、しっかりと水分を飛ばしてから細切りにする。

同じフライパンにスプレーオイルを吹きつけて、割りほぐした卵を流す。
しっかりと焼いてから、これまた細切りに。

同じフライパンで、ローマイヤのソーセージを弱火で炒める。
コレはオマケ。

ネギをみじん切りにして、トッピングは完成。



OKストアで買ってきた、讃岐ざるうどんなる乾麺を茹でる。
意外と時間がかかる、7分でいい感じの歯応え。
流水でぬめりを落として、氷水でしめる。
海苔を炙れば出来上がり。



100円ぐらいだし、販売者はニップンなのでどうよ?と思ったけれど、
製造者は香川県の高原通商店なるところ。
しっかりとした歯応えで、かなりウマい。

夏は、うどん。
やうやう落ちゆく食欲
少し食して緑だちたるワサビの辛さただ鼻をつまみたる。