山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

故郷の農産物

2006-10-01 12:19:10 | 未分類過去
私が落花生を作ってみたのは、他ならぬ「茹で落花生」を食べたいからである。

この茹で落花生は、実家の母が冠婚葬祭の用事などで、母の故郷の田舎のほう(静岡県中部)に行ったついでに、農家をやっている親戚から、冷凍したのをもらってきてあり、適度な時に解凍して食べるというのが普通だ。

その他に手に入れる方法としては、静岡県東部の実家のほうに行くと駅のホームの売店に冷凍で売っていたりする。駅の売店の冷凍庫は、小さくて深く、奥を覗き込まないとよく見えなかったりするが、そこには「桜海老」や「冷凍みかん」といっしょに「冷凍茹で落花生」も眠っている。
これらはその土地の産物ということになるが、魚の干物や海産物と比べるとあまり大々的には売られてはおらず、土産物屋などのめだつところにはない。

「冷凍みかん」といっしょということは、電車の旅のつまみという感覚なのかもしれないが、凍ったままでは食べられないし、直ぐには解けない。
私が小さい頃(40年くらい前まで)は電車の長旅といえば「冷凍みかん」という感じで、長距離列車に乗るときには、オレンジの網に5個くらい並んで入った冷凍みかんを買い、電車に持ち込んで、窓際に置いて発車を待つという風景が定番だった。
しかし、今ではあまり見向きもされないものとなっている。だから、冷凍みかんと冷凍落花生はふたつともマイナーな存在であり、特にそれを好む「稀な」人間が買うという風である。

「冷凍茹で落花生」は一時東京の大手のスーパーの冷凍食品売り場で見かけたこともあり、ときどき買っていたが、あまり人気がなかったらしく、最近は姿を消してしまった。

そんなわけで、年に数回実家に帰るたびに、実家の冷凍庫にストックしてある「冷凍落下生」と「新茶の真空パック」などを持ち帰るのが常である。
親戚が多く、葬式や法事となると「お茶」が飛び交うから、一人暮らしの母の家ではお茶っ葉はありあまっている状態だ。私は子どもの頃からかなりのお茶好きで、うちの子供も好きだから、結構飲むのだが、東京で買うと100g800円以上のものでないと満足できない。だから、実家からもらって来られるのは非常に助かる。

落花生の特産地といえば、千葉県だろう。それで、いろいろ「落花生」でブログを検索してみると、千葉の人が落下生の収穫について書いているものが多い。そして、やはり「茹で落花生」を食べるのが普通のようである。

昨日食べてみた我が家の落下生は30分近くゆでたのになんかぎしぎししていて味もなく、期待したおいしさは皆無だった。天日に干さなかったからかと思ったのだが、茹でる場合はやはり干す必要はないらしい。
ひとのブログを読んでみると、落花生は水からゆでるのだそうだ。お湯から茹でたから固かったのかもしれない。
味は土質や肥料にもよるのかなと思う。千葉と静岡とは気候も似ていて落花生がおいしくできるが、東京ではちょっとだめなのかな?などと思った。

日本全国の人が普通に食べるわけではないものに、「茹で落花生」のほかに「芋切干」がある。サツマイモを縦に薄く切って干したものだ。これは東京のスーパーにも売っているが、量が少ないわりにはけっこう高いと感じる。東京では「干し芋」と言っているようである。

これも、流通経路にのらず手製のものがありふれているのは産地ならではのことで、静岡県ではやはり落花生と同様、親戚の農家から実家の冷凍庫に運ばれてきている。
冬はストーブであぶって食べるとやわらかくなっておいしい。
以前、芋切干しの話になったときに、そんなものは食べないとか知らないという人たちの中で茨城の人と私だけが「おいしいよね」と同調したことがあった。

てなわけで、私にとっての故郷静岡の農産物といえば、
落花生、サツマイモ、それからトウモロコシも親戚の畑から実家の冷凍庫に移動していますね。そして、お茶、みかん、くらいかな~

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