山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

何もありませんが

2008-11-10 01:26:22 | 日記
日本語教師の掲示板を見ていたら、こんなことがやりとりされていました。
お客さんが自宅に来たときの会話として、一般的初級教科書には
(1)
A:飲み物はいかがですか。
B:ありがとうございます。
A:コーヒーと紅茶と、どちらがいいですか。
B:コーヒーをお願いします。

というような会話が日本語学習者に教えられます。

これに対して、教師歴の長い1人の教師が、上の会話は不自然であり、次のような会話を教えるのがのぞましいと言っていました。
(2)
A:飲み物、いかがですか。
B:あ、どうぞおかまいなく。
A:何もありませんが、コーヒーと紅茶、どちらがいいですか。
B:すみません。それじゃ、コーヒー、お願いします。

みなさんは、どちらがいいと思いますか?

私は(2)の会話は、あまりにも日本的で古風だなと思ったんですよね。
今でもこのような会話がされているのでしょうか?
あんまりかしこまったところに訪問することもなく、知人や友人が相手である場合が多いので、出してくれる飲み物は「ありがとう」と喜んでいただくし、こちらが家の主だったとしても「何もありませんが」なんて謙遜もしないように思いました。

それで、そんなことを書いて投稿しようかなと思っていたら、別の人が、私と同じような意見を書いて投稿していたので、ほっとしています。

ところで、今日の夕方、日曜ミステリー「湯煙ドクター花岡万理子の温泉事件簿“やまんばの唄”ってのをやっていました。
主演はかたせ梨乃さんですが、かたせ梨乃さん扮するドクターの娘さんが山で行方不明になって、夜になってみんなの協力でみつかったという場面だったんですが、
そこでかたせさんが、「なにもありませんが、よかったら召し上がってください」と言って、みんなに感謝しながら、おにぎりを出しているシーンがありました。
ああ、こういうときに「何もありませんが」って言うんだなと思いました。
このときは、とっさの出来事でほんとうに何もなかったけど、お世話になった人たちになんとか感謝の気持ちを示したいと思って、ありあわせのご飯でおにぎりを作って出したわけです。
このことばは、確かに使われているけど、こういうときに使われるのに信憑性がありますね。

単に普通の場面で、決まり文句のようにこれを使うのはどうかと思います。
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