山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

自分の判断はどこから来たものか

2008-11-22 10:42:23 | 日記
このあいだ、話し方・マナー教室というのに参加しましたが、その中で講師の方がおっしゃっていたことのひとつに、
自分が思っていることは本当に自分の意見か?人の意見を鵜呑みにしているのではないか?考えてみよう、というのがありました。
よくあることは、テレビの報道によって洗脳されることですね。そうすると、それを見ていた人々がみな同じ考えを持つようになってしまったりします。
また、近所の勢力のある人が、誰かのことを悪くいっていたりすると、自分がその人とつきあったことがあるわけでもないのに、聞いたことをそのまま信じてしまいかねません。
人の言うことはたしかに事実である可能性も高いですが、自分の目でたしかめる、自分が体験してみて自分で判断するということが大切であり、少なくとも、人が言っていたことを100%信じ込み、さも自分も知っているかのようにふるまうのはやめるべきですね。

報道が正しいかどうかということの例ですが、後期高齢者の健康保険料については、テレビでは値上げされて苦しいという老夫婦の訴えなどが次々に放送されていました。そして、そんな老人を苦しめるひどい改正ならば廃止にしようという動きもでているようです。
しかし、田舎で一人暮らししている母は健康保険料が以前より下がったそうです。老夫婦が高くなったというのは、以前は、世帯の人が割安になっていて、個人という単位でお金を払っていなかったからでしょう。母の場合はもともと一人で誰の扶養にもなっていないので、自分で世帯分を払っていたということでした。これも母の言うことでどうなっているんだか実際のことはわかりませんが、母の頭もボケてはいないようなので、母の保険料が安くなったことは確かだと思います。テレビでも自民党の政治家が、安くなった人もいると発言していましたが、その実例が取り上げられたのは見たことがありません。それで、この医療制度はわるいことばかりでいいことは何もないのだと、多くの人が思うようになったようです。

近所の人が振り撒く噂について。
町内で自衛消防団を募集していますが、なかなか参加してくれる人がいないようです。これを引き受けると月に1回日曜日の朝にポンプなどを持ち出して消火訓練をすることになります。
うちの主人が昼間外を歩いている姿などを近所の人が時々見かけ、うちの夫にやってもらったらどうかと別の人に言ったそうです。
すると、その別の人(うちの至近距離の人)が、「ダメダメそこのご主人は勉強家で、勉強でいそがしいから消防なんかする人じゃない」と答えたそうです。
全く変です。どこから夫が勉強家だという話が出たんだかわけがわかりません。そして、夫は仕事もしないで毎日家で勉強をしているということになってしまっているのです。
しかし、夫は全く、いわゆる「勉強」などということはしていません。もし近所の人が夫のことを勉強家だと思うなら、それはうちで捨てる本や雑誌を見てか、大学からの郵便(子どもへのダイレクトメールや私の放送大学の郵便等も含む)などがポストからはみ出ているのを見てのことでしょう。
さらに、夫が消防団ができないのは、土日も昼夜も関係ないサービス業であるため、日曜の朝の訓練に都合がつけられないからです。それを昼間ぶらぶらしていることがあるからといって、毎日ぶらぶらしているなどと思い、「時間はとれるけど、消防団なんかやるような人じゃない」などというと本人の悪口を言うようだから、気を利かせて勉強をしているということにしたつもりか知りませんが、他人に、さも詳しいことをしっているかのように伝え、聞いた人間がそれを鵜呑みにしてさらに他の人々に伝えるという恐ろしいことがおきています。
消防団をやる人を探している人が、もし本人(夫)かもしくは私に直接聞いてくれれば、ちゃんと理由を話すことができたでしょう。
「勉強家だからやらない」などと伝えた他人は、夫が一度失業したことを知っていて、そこまではしっかり把握していたようですが、その後再就職したと言っても、それは全くアタマに入らないようで、永久に失業していると思いこみたいようです。それならそれで、仮に失業しているのだとすれば、消防団をする暇もあるわけですから、他人が本人に代わって「できない」などと返事をしてしまうのもおかしいです。夫は以前の職場では防火管理者であったこともあり、避難訓練なども実行している人間です。自衛消防団とは内容が違いますが、そういうことに対して意識がない人間ではないため、噂をふりまく人がもつ夫のイメージと実像はかけ離れているのです。

ああ、何か変な話を延々と書いてしまいました。

しかし、話は尽きません。
私は自治会の会長をしていますが、普段は仕事をしているために家にいないことが多いです。しかし、団地に関する作業があって業者の人が来るときなど、前以てわかっている限りは仕事を休んで家にいます。
にもかかわらず、業者の人が我が家に立寄ろうとするのを呼び止めて、会長は仕事をしているので普段は留守ですから行っても無駄ですよ、私が代わりに聞いておきましょう、などという近隣住民がいるのも変な話です。業者の方がそれを信じてしまうのも仕方がないことかもしれませんが、訪問してみるとか電話をしてみるとかしてみたらどうでしょうか。
お留守のようだったので・・・って、「お留守のようだった」というのは、単に他人がそう言ったことを鵜呑みにしていただけのことでしょう。

会社のなかで。
新しい新入社員やパートタイマーが入ってくると、すぐにも、上司がいかに変な人間であるかを吹聴する古いひとたち。会社の待遇が悪いとか、関心を持つに足りないような無意味な集団であるとか、もう見捨てているのだとか、そういうネガティブな情報を、入ってきたばかりの人に聞かせないでもらいたい。もし、それが事実だとしたら、そのことは自然に本人がわかることに違いない。実際に本人が何も体験していないのに、社内行事はくだらないから参加する意義がないとか、この会社は変だ、などということを植え込んで、おかしな先入観を植え付けるべきではない。
本当に変なんだろうか?いいところもたくさんあるんじゃないのだろうか。

私は村上龍氏が好きだが、村上氏は自分の判断でものごとを見る。
たとえば、産婦人科の救急医療が万全でないことは確かだが、日本の医療は堕落したかのような報道に対し、昔とくらべたらよくなっているという客観的判断をしていた。食品の品質管理にしても昔に比べればいいはずである。それでも問題があることは事実であるが、近年になって救いようがなく堕落したかのように思える報道はおかしい。適切な処置によって助かったひとは誰もいないように思えてしまうが、実は助かっている人も多くいるはずだ。

先日の講習のときの先生のお話でも、近年の学校教育が堕落し、教師は変な人間ばかりであるかのような報道が多いが、現場を実際に見てみると、熱心な教育者が多いそうで、一生懸命こどもを見守り育てようとしている人が多いと言っていた。

色眼鏡で物事を見るのはやめ、人のいうことを鵜呑みにせず、自分の目で確かめて、自分で判断しよう。
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週末

2008-11-22 02:46:46 | 日記
「4大公害病」について、ひとつ書き始めてしまったので、とりあえず残りの3つも書かなくてはと思って、適当に書いてはみましたが、すごい時間がかかってしまいました。

調べると、内容はもっともっとたくさんあり、裁判の経過なども知りたいところですが、そんなことをしている暇はありません。
こんなことはやめて、どんどん試験勉強を進めないと、間に合いませんね。
その後、大気汚染などについて、エコ検定の直前マスターをやっていたら、もう大変なのなんの、化学の勉強になってしまいそうです。
いろいろと、覚えることがあるなあ。

実は、エコ検定の前に、放送大学の課題提出が控えています。
今日は、エコ検定に関連して「物質循環と人間活動」の課題をやってみました。
もう、泥縄式ですから、教科書を拾い読みして答えを探し出すという感じでした。
でも、この科目は本当にエコ検定の勉強と重なる部分が多いので、ちょうど良かったです。
一石二鳥ですね。

すでに2時を回りましたが、なにやらコトコトと変な物音がしてきます。これが家の中ではなく、外であることを祈るばかりです。
また「ねずみ」がいるようです。困ったことです。

今日は、週末ということで、さすがに5日間の疲れがたまっています。
気が抜けたということもあり、夕飯もそこそこにぐうぐう寝てしまいました。
実家に行くのを延期したままで、結局は中止になってしまいそうです。
母ががっかりしているかもしれませんが、この3日間で課題をやってしまいたいし、休息もとりたいので、やはり実家に帰るのは年末年始になってしまいそうです。
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イタイイタイ病

2008-11-22 02:26:16 | 環境
富山県神通川流域で1912(大正元)年ごろから発生し、1955年(昭和30年)に確認された。鉱業所から排出されたカドミウムが原因で、体内で蓄積されて発症し、症状は激しい痛みを伴う。

原因は、岐阜県の三井金属鉱業神岡事業所(神岡鉱山)が鉱山の製錬に伴って未処理廃水を流した。そこに有害なカドミウムが含まれており、それが神通川下流の水田などに流れ、農作物を介して人々の体内に入ってしまった。
症状は、多発性近位尿細管機能異常症と骨軟化症が主な特徴であり、初期は多尿・頻尿などがあり、進行すると、骨がもろくなり、筋力も低下し、運動障害も起こる。患者は激しい痛みを訴え、イタイイタイと苦痛を訴えるので、それが名前となった。
最初は原因がわからず、農民の風土病と思われていたが、この地域の医療に長年携っていた開業医の萩野昇が最初に鉱毒説を唱え、原因が究明された。

感想
カドミウムというのは、もともと自然界に存在する毒物であるが、人間が手を加えることによって危険な状況を作り出してしまった。
イタイイタイ病は、名前からいって非常に苦痛を伴う病気ということを実感し、辛い症状が連想される。このようなものの危険に長年さらされながら、耐え続けた地域住民のかたが非常に気の毒である。

カドミウムの危険性は現在は認識されているので、このようなことは二度とおきないと信じたいが、一方現代としては、やはり原発の放射性廃棄物などが非常に心配である。


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新潟水俣病

2008-11-22 01:52:36 | 環境
新潟県に起こったメチル水銀による公害病。熊本県の水俣病と原因が同じなので、新潟水俣病、あるいは第二水俣病とも言われている。
1965(昭和40年)、日本海に注ぐ阿賀野川流域で発生したので、阿賀野川水銀中毒とも呼ばれる。
原因は、阿賀野川上流の昭和電工鹿瀬工場が廃棄したメチル水銀による。熊本のチッソと同様、アセトアルデヒドを生産する過程で副生されたメチル水銀を未処理のまま、排出していた。
昭和電工は、原因について、別の農薬説(1964年に起こった新潟地震で、倉庫に貯蔵していた農薬が流れ出た)を主張していたが、農薬は流出しておらず、農薬に使われているのはフェニル水銀だったので成分も違っていた。
新潟水俣病は、熊本よりも後に起こったので、政府が最初の水俣病に対して早期に適切な対応をしていれば、昭和電工の操業停止も早くできたはずであり、政府の責任が問われるものだった。

感想
公害病というと、原因が推測されるものの、加害者はなかなか認めようとせず、政府の対応も遅れ、被害が増大するという経緯をたどることが多い。
4大公害病に同じものを原因とする水俣病が2つはいっているということは、工場によるメチル水銀の垂れ流しがいかに危険なものだったかということを物語っている。

新潟といえば、昨年も中越沖地震があり、刈羽原発が火災を起こしたなどというひやりとすることも起きている。
水俣病の場合、地震は関係なかったわけだが、地震などの天災に加えて、工場などの有害物質や原発の放射能漏れなどが起きることも考えられ、今後、新たな被害が起きないよう十分に注意しなければいけないと思えた。
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