うちは公営住宅に住んでいるのだけど、民間集合住宅に比べたら契約の更新もなく、安い家賃である。
それはありがたいことなのだが、結局子供たちが社会人となって家を出て、夫婦共稼ぎで扶養家族がいなくなってからというもの、収入超過ということで、周囲の民間マンションと同等の家賃を十数年払ってきた。
その後、夫が仕事をリタイヤし、年金生活になったので、一旦家賃が大幅に下がった。
それで、数年経ったのだけど、私のパート収入が微妙に上がり、確か3~4年前に6000円くらい家賃が上がったのであった。
あのときは、コロナ禍でリモートワークが始まり、在宅勤務手当というのが会社から支給されるようになったのだ。それはインターネット回線料や高熱費、その他に机や椅子やプリンターなどもそろえる必要があったので、それに対する給料値上がり分が生活を潤すわけではなかった。
なのに、収入枠がわずかに超えたがために、家賃が上がってしまったのである。
公営住宅の家賃値上げは、だいたい6000円くらいずつ上がるようになっているのだ。
今回は、2023年に、私のボーナスが少し上がり年収がちょっと上がったことが発端である。
その影響というものは翌々年にやってくるのであり、今年の春から上がるらしい。
そしてまた6000円を超える値上がりだ。
夫が調べたところ、所得月額が6000円上がったために、収入枠が1つ上の段階になってしまったのだそうだ。
しかし、給料が月額6000円上がって、家賃が月額6000円上がるって、いったいどういうことなの?
働いて稼いだ分が全額家賃に上乗せされてしまうんだから、全く意味がないではないか!
それに、この5年くらいの間に、12000円も家賃が上がっているのだから、年間にしたら14万円以上も上がっているのである。
さらに、今年からは私が基礎年金をもらうようになるので、さらに家賃が上がっていってしまうことになる。
私がパートを退職すると給料がなくなるから、その分家賃は下がるはずだけど、とにかく頑張りがいがないわけである。
それでも、公営住宅は民間より家賃が安いはずであり、民間だったら給料が下がっても家賃は下がらないのだから、文句をいうと罰が当たる。