山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

好かれる娘と好かれない娘

2024-03-15 10:02:16 | 日記2024

姉がまた犬を飼い始めました。昨年秋に病気の老犬が亡くなりペット介護生活が終わった姉でした。
この愛犬のお世話のために、3年間も実家母の所には行けなかった姉でした。

その姉が、先月3年ぶりに実家母に会いに行ったのですが、母と姉と私で母の誕生日祝いをしようと思っていたら、いきなり息子と孫も行くことになったというので、私は辞退しました。

実家母は高齢ゆえ、あまり色々な人が行くと疲れ果てるし、もう自分自身が自立して生活するのがやっとなので、客の接待などはできないと常日頃言っています。
ですが、この度は、姉がいるので、姉が食事の準備をすれば大丈夫だと思いきや、姉は1日目は温泉に、2日目は息子と孫ともども、近所の観光地に遊びにいったそうで、実家母が刺身などをお店に注文したりして準備したそうです。

全く、数年ぶりにやっと帰省したと思ったら、母の手伝いをするどころか、母に苦労をかけているだけです。

ところが意外にも母は、とても嬉しそうで、初孫とひ孫に会えたし、娘にも久々に会えたし、自分が料理を準備してもてなしてやれたということで、かなりの達成感と幸福感に満たされたようでした。

その翌日、姉は体中が痛いといって、朝寝坊の母よりもさらに遅くまで寝ていたそうです。それでも母は、姉のことを「あんなきれいな格好をして山にいくから足が痛くなるさ」と言いつつ、観光地散策には不向きなファッションの姉を逆に自慢げに感じているようでした。

全くこちらからすると姉については「どこまで能天気な人なの」と思うばかり。

そうして、もう犬なんか飼わないほうがいいよと言っているのに、また懲りもせずに犬を飼ってしまった。その犬を連れて散歩に歩くのが姉の生きがいであり趣味です。
犬と歩いていると、かわいいですね~などと声をかけられるのが大好きらしいです。

・・・

その一方で、私は毎月帰省しているのに、近所のスーパーとお墓とお寺にしか行く暇のない数十年。ほとんど観光地になんか行っていない。

そうして、母に書類を書けとか、マイナンバーカードを作れとか、歯医者に行けとか、入れ歯を作れとか、うるさいことばかり言う人間。

「あんたは年寄りをいじめる」「あんたと話してると気分が悪くなる」「そんなにいろいろ指図しないで」「私は入れ歯なんかいやだ」などと言い始める。

姉に「母が物を食べにくいようだし、歯があったほうが長生きできるから入れ歯を作った方が良いと思う、どこかいい歯医者はないかな」と相談すると「金さん銀さんの金さんも歯がなかったから入れ歯なんかなくても百までいきるんじゃないの?」などと言い、母と同じ意見。

姉は母には何も催促もしないし、そのままでいいんじゃない?という姿勢。

そうして、やりたい放題楽しみたい放題で「今度飼った猫がかわいいのよ」「今度飼った犬がかわいいのよ~」とニコニコ。

「今度の犬、いい性格なんだって、すごくかわいいらしいよ」と母。

「なんでまた犬なんか飼うんだろうね。そのせいでお母さんのところに何年も行けなかったのに、また飼うなんてどういうつもりなの」と私はついつい言ってしまう。

でも、母は自分のために人が犠牲になることは望まないので、娘が自由勝手に楽しく生きてくれることが嬉しいのかもしれない。

要領の良い人はどこまでも要領がいい。

要領の悪い人はどこまでも要領が悪く、つい恨み節を言ってしまうのだが、それがまた嫌われるもとである。

能天気で明るい人間が好かれるものなのだ。


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