石田衣良の「傷つきやすくなった世界で」というエッセイを読んでいて、R25という雑誌にのった記事だということを知り、そのときは、R25っていうのは、25歳くらいの人に向けた雑誌かと思っていました。しかし、そうではなく、25歳以上ってことらしいです。そして、25歳から30代くらいをターゲットにしているようです。
そうですよね。対象が25歳だけだったら、あまりにも幅がせますぎますよね。
それで、このR25がインターネットでも読めるということを最近知りました。
今日、その中で私が関心をもったのは
雑学「アスファルト」の記事です。
アスファルトとはいったい何なのか?というと、
この記事によると、「アスファルトは、原油から採取される粘着性のある物質で、高温では液体、常温では固体になります。舗装された道路に使われているものは、正確には、熱したアスファルトに砂や砕石などの『骨材』を混ぜた『アスファルト混合物』と呼ばれるものです」(道路会社である株式会社佐藤渡辺の担当者)とのことです。
だいたいこのようなものだとは、みんな知っていることでしょう。道路を舗装している現場を通ったりすると、ローラーで表面を平らに均していますが、もうもうと煙みたいな湯気みたいなものが出ています。それでも、だいたい固まっていて、そのあとすぐにその上に乗っても、そうかんたんにへこんだりはしません。
それで、話は移りますが、
私が住んでいるおんぼろ公営住宅で、数年前に駐輪所付近の通路を舗装したときは、コンクリートだったのです。それが、今年、ある人が自分の通り道の舗装を頼んだところ、ある日突然工事の人がやってきて、あっという間にアスファルト舗装を終えて帰っていきました。
コンクリートの時には完成するまでに何日かかかったようですが、今度の工事のあまりの素早さにはびっくりでした。
そのとき、建て替え間近の住宅の敷地を舗装するなんてもったいないし、電気のスイッチ1つ直してくれないのに、どうして舗装工事はホイ来たとやってくれるのかと不思議だったのです。
そして、何で以前はコンクリートなのに今度はアスファルトなのか?というのも疑問で、いったいアスファルトとはいくらぐらいするものなのかなとネットで調べたりもしてみたのでした。値段のほうは実面積がわからないので計算できませんでしたが、アスファルトの厚さにもよるらしく、駐車場などにする場合は、自動車の重さや振動に耐えるためにある程度の厚さが必要だとのことでした。
ということは、自転車しか通らないような団地の敷地内の場合、おそらく厚さは最低の厚さで大丈夫なのだろうと思いました。
また、アスファルトは10年ぐらいしかもたないとのことですが、そこから考えても、建て替えを控えている団地なら、もう、1~2年でも持てばよいという簡易舗装に違いありなく、妙に納得しました。自転車を移動したりする必要もなく、工事は終了でした。
便利なものですね。
ところで、話はまた移りますが、私の趣味は絵画鑑賞です。
ずっと若い頃、「
池田20世紀美術館」という美術館に行ったことがあります。この美術館は、伊豆の一碧湖という湖の近くにありますが、何か大きなピカソの絵を見た記憶があり、今度また行ってみたいなと思っていました。
その美術館をネットで調べていたところ、これは「ニチレキ株式会社」っていう会社の創設者の池田氏の所蔵品が寄付されてできたものだとのことです。
伊豆のような田舎にしては、かなり立派な美術館のようです。以前、どっかの会社で作った美術館だということは聞いたことがありましたが、それがどういう会社かということは知りませんでした。
「ニチレキ」って会社は、道路の舗装をする会社らしいです。道路を舗装している会社が美術館をやっているとは意外でしたし、道路の舗装をしている会社というものに関心を持ったこともありませんでした。
そういえば、企業がやっている美術館って、この間行ったのは「出光美術館」で、これは石油の会社ですね。アスファルトの原料を輸入販売しているわけでしょう。
そして、そのほかに有名な美術館といえば「ブリヂストン美術館」がありますね。これはタイヤの会社ですね。タイヤも石油からできているのかな?タイヤは合成ゴムと補強剤のカーボンでできているようです。この間、テレビで、どうしてタイヤは黒いのか?ってのをやってましたが、カーボンが黒い物質だからとのことでした。
それはさておき、この3つの美術館は、石油つながりということで共通点があるなあ~と思いました。
というわけで、エッセイと公営住宅と石油化学と芸術と・・・
今日は日頃関心を持っていることの融合でした。