重症筋無力症に負けてたまるか!

写真の無断転載禁止です カメラ抱えてスタコラサッサ
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興味を持ったものを写真とともに

犬の命日だったのです

2007-11-29 23:45:05 | ノンジャンル


昨日、11月28日は以前飼っていた犬の命日だったのです。

19年前に亡くなりました。


ジョーという名前で、

シェットランドシープドックという犬種だったのですが、

まあこれがよく吠えるし、うるさかった。

小屋の扉を開けると、

飛び掛ってきて、そのまま庭を駆け回っていました。

走ったら止まらない、まるで子供のようです。


ある日、小屋を覗いてみると犬がいなかったのです。

まあすぐに帰ってくるかと思ったんだけど、

なかなか帰ってこない。

犬用の笛を吹いてみたり、近所を探してみたり。

二日後くらいに何食わぬ顔をして帰ってきたときは、

子供ながら腹を立ててたんだけど、

帰ってきてくれたと、嬉しかったなぁ。



子犬の頃に我が家に来て、

4歳という若さで亡くなってしまったのですが、

今まで30年生きてきて、

犬が亡くなったときほど泣いたことはないです。

丸二日は泣きっぱなしで、

大声を出して泣いて。

『どうして死んでしまったの?どこに行ったの?』

と親に聞いたんだ。


市役所で火葬してもらった後、

家の裏の敷地にお墓を作ったのです。

樹木の下を掘って、

小さな小瓶に体毛と写真を入れました。


よく毛が抜ける犬で、

ちょっとその毛に特徴があったんだよ。


犬が亡くなった翌日、学校に登校する途中で、

空から飼っていた犬の体毛が飛んできたのです。

これはうちの犬の毛だ!!

亡くなったのはとても悲しい出来事だったけど、

空に風が吹いて犬の毛を届けてくれたのが嬉しかったよ。



自分が神戸で大学生だった頃、

実家の周りが住宅街になるというので、

道路を造るために家の敷地が切り取られちゃって。

犬のお墓は、宅地の造成会社に掘り返されました。

お墓の樹木がショベルカーで掘り返され、抜かれ。

自分は神戸にいるものだから、

どう怒っていいのか、わからなかったよ。

親に電話でいろいろと、そのことについて話をしたんだけど、

自分の感情が高まりすぎて、

それどころじゃなかったのです。

普段、あまり怒ったり怒鳴ったり、

それこそ何かに八つ当たりすることってほとんどないのですが、

犬のお墓の件が、

後にも先にも八つ当たりをしてしまった最初で最後の出来事でした。



19年経っても、未だにペットロスから抜け出せなくて、

家でペットを飼うのをためらってしまうよ。

一時期、猫を飼うことを検討していたんだけど、

どうしてもダメだった。


かつて生活を共にしていた愛犬のジョーよ、

オレはどうしたらいいんだい?