突然、富良野に行くことになったのです。
祖母がどこかの温泉に行くというので、
残った家族で富良野に泊まりに行くことになりました。
住んでいる街から富良野までは1時間半くらいで到着します。
清家清さんが設計した、
スキー場のふもとにある宇宙ステーションみたいなホテルに宿泊です。
18年くらい前にオープンしたのですが、
当時は、スゲーよ何じゃコレ!!と感動したんだけど、
開業から年月が経つにつれて、そういうのはちょっとづつ薄れていったかな。
バブルの頃はソフト面にお金がかかっていたのですが、
はじけて飛んじゃった辺りから、従業員の数が減っております。
自宅にここのホテルの優待券があったので、
二食付で6850円で泊まれたのがラッキー。
そういや、
全国のプリンスホテルって著名な建築家の設計が多いですよね。
赤坂プリンスが丹下健三で、六本木プリンスが黒川紀章。
京都の宝ヶ池と高輪プリンスが村野藤吾であります。
苗場プリンスの、増築に増築を重ねた草津ビレッジみたいなのは、
著名な建築家じゃないと思う。それと品川も。
ホテルにチェックインたのは夕方過ぎでして。
夕食まで時間があったので、
ホテルの敷地内にある『森の時計』に行くことにしました。
『森の時計』というのは、
ドラマ『優しい時間』で使われていた喫茶店です。
寺尾聡がマスターで、二宮君と長沢まさみさんが出演していました。
それと大竹しのぶさん。
大竹さん以外は、ここでロケをしていたそうです。
ホテルから森の時計に行くには、『ニングルテラス』を通ります。
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ここが入り口です。
中に入っていくと…
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ライトアップされていて幻想的な感じです。
素晴らしい!!
なんてロマンチックなんでしょ。
是が非でも好きな人と、夜に訪れたいものです。
夢は持ち続けることにより、その価値は普遍なものになるのであります。
ちなみにニングルというのは、
『北の国から』の倉本聡さんが創作した森の妖精です。
テラス内には、ログハウスが何棟もあり、
そこにはお土産屋さんが入っております。
ここでしか買えないもの、というのが確かテーマだったかな。
たとえば、『森の楽団』というお土産屋さんがあるのですが、
そこは倉本聡さんが主宰している富良野塾の生徒さんが、
こういうものを作って販売してます。
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雑木や流木を使って様々な楽器持っている人形を作っていて、
どれも一点もので、いろいろな楽器を弾いています。
一個1000円ちょいくらいかな。
連弾ピアノというのがあって、5000円以上するのですが、
それはとにかく『スゴイ!!』です。
店内で実物が販売されていない場合は、
2週間くらいかかるのですが、店員さんにオーダーができます。
連弾欲しいなぁ~
『森の時計』に行く途中、
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『チュチュの家』という喫茶店があります。
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ログハウスはこのような感じで点在しています。
んで、もうちょっと奥へ奥へ進むと、
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ちょっと暗くてわからないのですが、
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『森の時計』に到着です。
とにかくいつも混んでいるのです。
ドラマ終了後すぐに森の時計はオープンしたのですが、
それから結構月日が流れてるはずなのに、
ひっきりなしにお客さんが来ます。
カウンター目当ての方は、ちょいと時間を待たなくてはならないかな。
今回は時間が中途半端だったせいか、
一席だけカウンターが空いていたのでラッキー!!
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カウンターです。
大きな窓があり、その下にはミルが置いてあります。
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カウンターに座らないと、ミルを使えないのが難点かな。
すっごくわかりづらいんだけど、
写真左にある、黒と黄色のマグカップは、
ドラマで二宮君が寺尾聡に贈った品と同じものです。
もちろん、コーヒーを注文しました。
ガリガリしたいのです。
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ミルです。
これをガリッと回せば、気分はもうドラマの世界。
ガリガリガリっとミルを回します。
このガリガリガリッと回していると、
腕が疲れてダルーくなっちゃいます。
豆を引いたミルを店員さんに差し出し、
店員さんは銀色の器に引いたコーヒー豆を移し替え、
お客さんにテイスティングさせてくれます。
クンクンクン
いい香り。
器を店員さんに渡して、しばしコーヒーを待ちます。
ちなみに、手引きのミルでネルドリップ抽出なので、
豆の量は少し多いのですが、煎りが浅いので飲みやすいです。
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コーヒー!!やったね!
おほほ、あたしゃコーヒーが飲みたくて飲みたくて朝から我慢してたんだよ、
おおっと焦って飲んじゃうともったいないぞー。
と自制しながら、コーヒーをすすります。
クイっとね
ついこの前まで自分の部屋をリフォームしていたので、
店内が気になっちゃう。
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黄色っぽい塗り物の壁です。
珪藻土じゃないような、混ぜるときに水を少なくした珪藻土のような感じ。
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古木を利用した立派な梁にウットリ。
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テーブル席には、暖炉があ~るの~よ~。
『部屋の外では~子犬が遊び~子犬の横にはぁあな~たぁ~』
と暖炉を見るとついつい小坂明子の曲を思い出します。
ちなみに、夏の間はテラス席もあります。
この森の時計の店内および外装は、倉本聡さんが監修しています。
倉本聡さんはヘビーなスモーカーなので、
店内は禁煙ではないのが、非喫煙者にはキツイかも。
このちかくには、『ソーズバー』という、
喫煙者たちのためのバーがあります。
シガーも置いてあって、雰囲気がよさげなんだけど、
ホテルからちょいと離れているから不便かな。
そうそう、
運がよければ、『森の時計』で富良野塾出身の女優さんに会えるのです。
ドラマ『優しい時間』の店員さん役で、
『ドクターコトー』や『拝啓父上様』にも出演されておりました。
以前、『森の時計』に行った時に、
ドクターコトーで、あきおじのお嫁さん役の女優の方が、
森の時計の店員さんとして店内におりました。
ううう、好きな人と富良野に来たことはあるけど、
『森の時計』には行ってなかったッ!!
チャンスをうかがう、ポンスケなのでした。
つづく
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