8時前「ビジネスホテル圭」から徒歩で、第2番の紀三井寺へ。
門前の「はやし」さんは温泉ビジネスホテルで、泊りたかったのですが、その日は満室でした。
このホテルに泊まれば、駐車料金もかからないし、早朝お参りする方には一番便利な宿だと思います。
早朝とあって、門前のお土産屋さんもまだシャッターが閉じている状況でした。
楼門が見えてきました。
この清浄水は、罪を洗い流してくれる霊水なのだそうです。
人型を購入し、手に取って悔いていることを懺悔して念じ、流れる清浄水に打たせました。
悔いを洗い流して福を招くとされています。
(お参りの帰りに確認すると、半分解けていました。)
ジャスト8時、拝観料200円を支払い本堂に向かいます。
紀三井寺は、三つの井戸のあるお寺です。
1200年来の寺名の由来ともなった三井水は、今も名草山の懐に抱かれ、滾々と絶えることなく湧き出し、三井水(北より吉祥水・清浄水・楊柳水)は、昭和60年、環境庁が発表した「名水百選」に選ばれています。
階段の途中で「清浄水」を見つけました。
小さな滝から水が絶え間なく流れています。
この場所にしばし、佇んでみました。
身も心も清められるような、エネルギーが沸いてくるような、とても気持ちの良い場所で、パワースポットだと私は感じました。
境内には231段の急な石段があり、途中途中に、善寿院 松樹院 宝蔵院 滝本院 穀屋寺 普門院などがあります。
この坂は「結縁坂」と呼ばれ商売繁盛、良縁成就にご縁があるとされています。
西国三十三観音のガイド本で「厄除け坂」とも掲載され、厄除けのご利益があると書かれていました。
紀三井寺は、救世観音宗の総本山です。
ご本尊は十一面観音菩薩さまです。
境内には500本の桜があるそうです。
樹齢約400年といわれる楠の大木。
お手水場。
ご本堂は県重要文化財に指定されています。
御本堂は江戸時代・宝歴9年(1759)建立で、入母屋造・正面唐破風と千鳥破風・本瓦葺き・九間四面・総欅造りとなっており、風格がありました。
天井には天女さま。
おびんずるさま。
祈願しゃもじ。
多宝塔は国指定重要文化財に指定されています。
境内からの見晴らし。
仏殿1階での大観音像拝観は自由拝観です。
ちょうど8時半になり、拝観できますので行ってみましょう♪
とても大きいですよ~!
ありがたい、ありがたい。
写真撮影しても良いようです。
ここからホテルに戻り、チェックアウトして、その日はレンタカーで奈良方面のお寺を回ります。
スマホでもまだ出てこないくらい新しいインターが、紀三井寺さんの近くに開通しました。
ETC車限定ですが、「和歌山南IC」を利用すれば、和歌山ICからより10分程短縮になります。
朝のお参りは本当に清々しいものです。
西国三十三観音巡礼される方には、一度はぜひ、お寺の近くに宿をとって、早朝に宿から歩いてお参りするようなシーンを設けてみてはいかがでしょうか。
いつもと違う発見があると思います。