西国三十三観音札所で27番目にお参りしたのが奈良の長谷寺。
巡礼の旅は残すところ、あと6ヶ寺と番外2ヶ寺のみ。
そのような状況で長谷寺は、西国33ヶ寺のなかでも私の印象に残る5ヶ寺に入っています。
長谷寺では、ちょうど「ぼたん祭り」が始まったばかりでした。
実際、今年の春の異常気象により牡丹の開花はまだまだなのですが、参道は車で渋滞して大変でした。
民間の駐車場に車を停めました。
参道を歩くと、末寺がたくさんありました。
長谷寺は、真言宗豊山派の総本山で全国の末寺は3000を超えるそうです。
石臼だ!
仁王門。
宗宝蔵は、長谷寺六坊の一つで、清浄院跡地に建っています。
お手水場。
牡丹は咲いていませんが、従業員さんたちが一生懸命お庭をお手入れされていました。
長谷寺は、この登廊が特徴的で、まことに色香がありますね。
登廊は、平安時代の長歴三年(1039)に春日大社の社司中臣信清が子の病気平癒の御礼に造ったもので、百八間、三九九段、上中下の三廊に分かれておおり、下、中廊は明治二十七年(1894)再建。
風雅な長谷型の灯籠を吊るしています。
上りなんですが、殿方に優しくエスコートされていざなわれているような感じです。
なぜか不思議と楽しい気分になっているのは私だけでしょうか?
本堂は凄味があって、暫し呆然としてしまいました。
小初瀬山中腹の断崖絶壁に懸造り(舞台造)された南面の大殿堂で、お経をあげました。
あそこから上って来たの?と思う。
そんなに苦しい印象などないのが不思議です。
ご本尊は、十一面観世音菩薩さま。
私にとって珍しいことですが、ご縁を結びたく水晶のブレスレッドを購入しました。
今日はここで打止めです。
女高野山とも言われている「室生寺」へのバスが境内からでているようです。
今回の旅では予定の「室生寺」はタイムオーバーでお参りできませんでしたが、一つ一つの寺さんをじっくりと巡礼して、良いお参りだったと思いました。
長谷寺から岸和田下松駅でレンタカーを返却し、JR奈良駅に移動し、明日からは阪急交通社のお遍路ツアー+歩きと列車の巡礼で33カ所の結願を目指し頑張ります。