山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

西国三十三観音巡礼 第12番正法寺(岩間寺)

2019年05月24日 | 神社・仏閣

JR石山駅から中千町行きのバスに乗ろうとしたら、まさか1分前、あと少しで乗れる場所でバスは走りだしました。

信じられない、まさか!

それを見て丁寧な方が、次にくるバスでも目的地に止まるよ、って教えてくれたのだけど、それは全然方向違いだったことに後で気がつきます。

歩き巡礼の朝一ハプニングじゃぁあ!

で学生たちとバスに乗りなおして仕切り直し。

バスが15分毎に走るメイン道路沿いの「赤川」バス停で下車。

猫ちゃん発見♪ 

毎月17日だけは石山駅からシャトルバスが出るという、その車道をひたすら歩きます。

一日に1本位、路線バスがあってもいいような気がしますが・・・。

車だったら、何の苦もない、きちんと整備されている参道です。

途中にある「奥宮神社」。

あとで納経場の方にお聞きしたのですが、この神社から歩き遍路道があるそうです。

車道だから、すごく歩くんですよね。 

周りに見えた山々が見えなくなって、これでもかって道は続く。

汗かいて、小雨に濡れて、リュックは重いし。

やっとゴールが見えてきました。

歩くこと1時間20分。

へろへろ。

朝ご飯まだ食べていないし、苦行だわ~。

山門に見立てて一礼します。

境内すぐに集会場。

お祭りなんかに使うのでしょうね。

鐘をついたら、今までの辛さが何もなかったように思えてきます。

境内の大木が貫録ありますね。

岩間山(443m)山頂に立つ正法寺(岩間寺)は真言宗醍醐派の寺院。

奈良時代に、泰澄(たいちょう)がカツラの木で千手観音を刻み、本尊にしたのが始まりと伝えられています。

ご本尊の千手観音菩薩さまは、人々を苦しみから救うために、毎晩136の地獄を巡るので全身から汗を出すといわれ、「汗かき観音」として、また「ぼけふうじ観音」としても広く慕われています。

お手水場。 

ご本堂では靴を脱いでお参りし、廊下で繋がっている大師堂へとお参りしました。

納経場へ。

本堂横にはしっとりとした独特の趣がある古池があり、「芭蕉の池」といわれています。

松尾芭蕉(1644-94)が「古池や蛙飛び込む水の音」という名句を読んだ池とされているそうです。

芭蕉はこの岩間山の麓に庵を構えていたそうです。

大師堂。

 

帰りは下りなので、もと来た車道を下り、赤川バス停から石山駅へ。

石山駅から大垣駅、樽見鉄道に乗り換えて谷汲口下車。

最後の札所、33番華厳寺を打って、いよいよこの巡礼も結願となります。