西国三十三観音巡礼岡寺へ向かう途中、飛鳥駅周辺にさしかかると、休日を快晴の明日香村で過ごそうという方々で賑わっていました。
近くには道の駅あり、レンタサイクルの貸出などもあるようです。
その日はウォーキングイベントが開催されていました。
「高松塚古墳」の表示を見て、基本的に巡礼途中で観光はしない主義の私ですが、ここで古墳を見ておかないとのちのち後悔するように思えて、国営飛鳥歴史公園館の駐車場に車を停めました。(無料)
昔から古墳が好きなんですよね、私。
周辺には他にもたくさん古墳があるようですが、高松塚古墳を見て文武天皇陵を確認したら、それでよしと強く心に決めておきます。
本日の巡礼もタイトなスケジュールになっているからです。
公園内ではお弁当を広げて食事をしていたり、読書する方、芝生でごろ寝しているかたなど、皆さまざまに時間の流れを楽しんでおられました。
遊具などはありませんが、お子様たちは広々とした場所でのびのび体を動かして、どの子も笑顔いっぱいです。
早歩きして、高松塚壁画館にたどり着きましたよ。
時間の関係で拝観はパスしてしまいました。
後で知り合った方が、高松塚壁画を間近で見てすごく感動したよとお聞きし、後から、少しくらい時間はあったのでは?と観なかったことを後悔しました。
文武天皇陵に着きました。
宮内庁が管轄していて、勿論外から見ることしかできません。
鳥たちのさえずりがこだまし、新緑の空気が気持ち良くて、本当に穏やかで清々しい場所だと思いました。
日本の昔ながらの素朴な景色です。
派手さも豪華さもないこういう場所には興味ないのか、外国人観光客には会いませんでした。
高松塚古墳。
昔はどんな景色のなかにこの古墳があったのでしょう?
今は完全に整備されていて、ここが「古墳」という表示がなければ、ただの小高い丘に見えます。
展望台。
お昼寝している方などもいて、皆それぞれ自由なスタイルで、この公園を楽しんでおられました。
少しの散歩でしたが、公園に居る間はとても気持ちが開放されて、この場所に良い気のパワーがあるように感じました。
明日香村は、飛鳥寺、安倍文殊院などの有名な観光スポットもあるし、岡寺の麓の今井町の街並みは重要伝統的建築物群保存地区に指定されており、見どころが多くあります。
明日香村を歩いて散策してみたいなぁ~。
時間の関係で車窓からでしたが、天武・持統天皇陵です。
みどりで蓋をしたような、そんなふうに見えました。
平穏そのもので、素敵な場所だと思いました。