阪急交通社企画のバスツアーはその日、成相寺から天橋立で昼食、そして29番松尾寺に到着しました。
あまりない事なのだそうですが、今回のバス参加者は14名という少ない人数でしたので、2席をひとりで使うことができ、隣の方や周りに気を遣わずにすみました。
ガイドさんは、お寺が近づくと、巡礼の仕方やお寺の由縁などを話して下さいます。
その日は大阪のお寺の方でした。
巡礼ガイドさんは、西国三十三観音先達はじめ、お寺の方もおられるそうで、「講」という形で、巡礼のサポートを行っているそうです。
さて、この松尾寺は西国三十三観音唯一の「馬頭観世音」さまをお祀りされているお寺です。
馬頭観世音さまは、諸悪を食いつくし苦しみを立つ観音さまといわれています。
お顔は憤怒の形相で、4つの顔と2本の手を持つ四面二臂、3つの顔と8本の手を持つ三面八臂があります。(異相として千葉に一面八臂もある)
お手水場。
本堂にはいり、蝋燭や線香を手向け、皆が終わるのを待って、全員で読経します。
その後はバスの出発時間まで、少しの間、各自自由時間となります。
桜は残念ながら、すでに散ってました。
ピンクの絨緞ができていました。
宗派は真言宗醍醐派。
納経場は山門の近くにあるので、納経帳等をガイドさんに預けないかたは、自分で頂きに行きます。
あとで知ったのですが、ガイドさんに納経帳とおいずるを預けましたが、頂ける散華はツアーの場合は1つだけになのだそうです。
また個人が納経場で頂く場合は、散華は2つ頂けます。
この松尾寺は、紅葉の名所としても知られています。
宝物殿。
バスの中で皆でお経を読み、お参りは終了です。
JR奈良駅に到着したのは、19時を少し過ぎていました。
JRビル内のKOHYO JR奈良店で夜ごはんを買って、ホテルにチェックインです。