西国三十三観音ガイド本で、「広大な伽藍」と掲載されていた6番南法華寺は、イメージ通りの凄すぎでした。
この日は札所ではないけど、室生寺の傍までお参りするので、ここは1時間で済ませれる予定を立てていたのですが、きちんと境内を巡ったら、少なくても1時間半以上の時間が必要です。
とにかく広いんです!
そして見どころもいろいろあるんですよね。
このお寺さんも壷坂寺と南法華寺と二つの呼び方があるようですね。
大和三山奈良盆地を一望におさめる壷阪の山に建つから、壷坂寺なのかもしれませんね。
正式名は南法華寺のようですが、お寺さんのホームページは「壷坂寺」でHITできます。
ややこしいですね。
「壷坂霊験記」で知られている南法華寺は、眼病に霊験あらたかな寺院です。
そのため、目の不自由な方の社会福祉法人などの活動も行われているようです。
大講堂。
椅子が並べられており、休憩することができます。
仁王門。
眼病封じの寺で有名です。
南法華寺は、壷阪寺は子島流(小島)または壷坂流と称される真言宗の一流派の道場だったそうで、宗派は真言宗になります。
多宝塔。
塔のくびれに特徴があると思います。
本来は一重の宝塔のまわりに裳階がついた形であって、二重塔ではないんですって。
すごいなぁ~。
インドでの奉仕活動のご縁から始まった国際交流・石彫事業の一環で製作された「大釈迦如来石像」は身丈10m 台座5m。
お手水場。
夫婦観音。
石像が多くあり、大きさが半端ない!
本堂へ。
靴を脱いで、お参りとなります。
お堂には椅子が並べてあり、シニアの方は椅子に座って御詠歌をうたわれていました。
本堂は落ち着いた雰囲気が流れています。
めがね供養観音さまは、全長3m。
毎年10月18日に本堂にてめがね供養会法要が営われるそうです。
竺渡来佛伝図レリーフは、南インド、カルナタカ州カルカラにおいて、延べ5万7,000人の石彫師の手によって、インドの石に彫刻され製作されたそうです。
天竺渡来大観音石像は、全長20m 全重量1200t 。
凄い!
天竺渡来大涅槃石像は、全長8m 。
これも凄く大きくて驚きました!
四国八十八か所のお砂踏み場があり、プチ巡礼しました。
お四国のお寺さんと西国三十三か所との違いは、一番はお四国と比べて、西国さんは全体的に圧倒的にスケールが大きいですね。
お四国さんは1ケ寺で30分~40分の時間設定で大体は大丈夫なのですが、西国さんはきちんとお参りして2時間かかるお寺もあるし、30分で済んでしまうお寺もあるし。
お四国参りで入山料を徴収するお寺さんはなく、一部駐車料金の設定があるお寺さんがありましたが、西国さんは駐車料金+入山料のお寺もあれば、民間駐車場+拝観料(入山料)もあるし、大概はお参りするにあたり、何かしらお金が必要になるお寺さんが多いですね。
西国さんのお参りにおいては、お寺を維持していくための「お布施」の気持ちで、ありがたいという心持ちでお参りするのが、徳を積むことに繋がるのではないでしょうか。
お金は要りますが、その代わりきちんと意味を分かってお参りすれば、自分に持ち帰るものも大きいと、半分くらい回ってそんな気持ちになってきました。