1982年
勇者に異色選手が入団ー。阪急は六日、ドラフト外で兵庫県立武庫工業高・淵上魔基選手(18)=1㍍82、72㌔、右投右打=の獲得を発表した。同日、当銀スカウトが尼崎市常吉の自宅を訪ね、父・敏房さん(46)、母・久枝さん(41)と本人をまじえて交渉。年棒二百四十万円(推定)で仮契約を結んだ。同選手は去る十月十七日に行われた新人テストに合格したもので、高校時代はやり投げの選手という変わり種。平均55㍍を投げ、尼崎市大会、阪神地区大会で優勝、県大会でも三位に入賞した経験がある。バネがあり、百㍍11秒8の俊足で、藤井編成部長は「体の切れ、バランスがよく、将来楽しみな選手」という。阪急では投手として育てていく方針で、やり投げ選手の採用は五十五年の松畑(北陽高)以来二人目。
淵上投手 「高校の途中まで野球をやっていたが、足を痛めて陸上に転向した。新人テストに合格したときはちょっぴり不安だったが、いまはその不安も消えた。プロに入った以上は一軍のマウンドにあがれるようがんばります」
勇者に異色選手が入団ー。阪急は六日、ドラフト外で兵庫県立武庫工業高・淵上魔基選手(18)=1㍍82、72㌔、右投右打=の獲得を発表した。同日、当銀スカウトが尼崎市常吉の自宅を訪ね、父・敏房さん(46)、母・久枝さん(41)と本人をまじえて交渉。年棒二百四十万円(推定)で仮契約を結んだ。同選手は去る十月十七日に行われた新人テストに合格したもので、高校時代はやり投げの選手という変わり種。平均55㍍を投げ、尼崎市大会、阪神地区大会で優勝、県大会でも三位に入賞した経験がある。バネがあり、百㍍11秒8の俊足で、藤井編成部長は「体の切れ、バランスがよく、将来楽しみな選手」という。阪急では投手として育てていく方針で、やり投げ選手の採用は五十五年の松畑(北陽高)以来二人目。
淵上投手 「高校の途中まで野球をやっていたが、足を痛めて陸上に転向した。新人テストに合格したときはちょっぴり不安だったが、いまはその不安も消えた。プロに入った以上は一軍のマウンドにあがれるようがんばります」