1968年
南海は十七日午後三時、大阪球場内の球団事務所で、ドラフト会議で交渉権をえた高岡商の前田四郎投手と正式契約したあと、入団の発表をした。前田投手は、高岡商のエースとしてことしの春のセンバツ高校野球大会と夏の全国高校野球大会に出場している。右投げ左打ち。上手からの本格派投手で武器は直球とカーブ。在学中の成績は30勝3敗1分け。通算本塁打5本が示すようにバッティングもよい。同投手は、はじめ住友金属への入社が内定していたが、南海富永営業部次長が、三度、富山県西砺波郡福永町の実家をたずね、父親彦太郎さんと会い、入団するよう説得した結果、考えがかわり、住友金属の了解をえたあと南海入りに踏みきった。身長1㍍76、体重72㌔。
南海は十七日午後三時、大阪球場内の球団事務所で、ドラフト会議で交渉権をえた高岡商の前田四郎投手と正式契約したあと、入団の発表をした。前田投手は、高岡商のエースとしてことしの春のセンバツ高校野球大会と夏の全国高校野球大会に出場している。右投げ左打ち。上手からの本格派投手で武器は直球とカーブ。在学中の成績は30勝3敗1分け。通算本塁打5本が示すようにバッティングもよい。同投手は、はじめ住友金属への入社が内定していたが、南海富永営業部次長が、三度、富山県西砺波郡福永町の実家をたずね、父親彦太郎さんと会い、入団するよう説得した結果、考えがかわり、住友金属の了解をえたあと南海入りに踏みきった。身長1㍍76、体重72㌔。