徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

追試-2

2005-10-15 16:28:19 | 勉強
試験が終わり、評価をもらってから疑問に思っていたことを教授に聞いてみた。

私たちのプログラムの言語は英語またはドイツ語ですが、フランス語で試験をすることは許されているのですか?

教授は最初、

NO。フランス語では試験をしない

と言っていたが、私が「クラスメートの一人がフランス語で受けましたよね?」と言ったら、「あぁ、最初、英語で質問して、彼女の英語に問題がなかったから、その後はフランス語でした」と。むむむ。彼女の話と食い違っている。彼女は、「最初にofficial languageを聞かれて、『フランス語』って答えたらフランス語で試験してもらえた。ラッキーだったよ」と言っていた。

私は英語が得意ではないので、教授に仮定法を使って聞いてみた。

では、もし、私の英語がパーフェクトなら、日本語で受けられるのですか?

返事はやはり「NO」。理由は、「あなたの英語はだめだから」

・・・だから、もし、って言っているでしょ

いくら私が「例えば、中国人がパーフェクトな英語を話せば彼女は中国語で試験を受けられるのか」と聞いても、教授の返事は「NO。あなたの英語はだめだから。彼女の英語がパーフェクトだったからフランス語でした」

と、全然かみ合わない会話を延々とした。「試験の目的は知識を計ることで、彼女の場合は学生も、評価する側もみんなフランス語を理解できたから。自分は日本語を理解しないから、日本語で理解度を計ることはできない。だからフランス語はOKだけど、日本語はダメ」というかな、と思っていたけれど、予想外に頑固だった。まぁ、認めると公平ではなくなるから、かな。

その後、大学で働いている日本人の人に「教授にけんかを売っちゃいました」と言って、話をしたら、

そういう時はな、第3者を入れて紙に残すんだよ。こういう会話をしましたよね、って。ICレコーダーでもいいよ

と教えてもらった。そういえば、授業でいるかな、と思ってレコーダー、持ってきていた・・・こういうときにも使えるのか。

教授は試験の時間がおしているし、私は食い下がるし、で、イライラがたまり始めていた。最初は穏やかに話をしていたけれど、最後は明らかに感情が外に出て、「他の学生の英語はexcellentなのに、キミだけまったくダメだよ。試験結果だって、本当は「F」をつけたかったんだよね」とはき捨てるように言われた。ははは。だから、評価をもらった後で言ったのよね。

「フランス語で試験」については多くのクラスメートが「不公平だ」と言っていたので、ちゃんとした回答をもらうことはできなかったけれど、とりあえず聞くことはできたし、なおかつ、「それは不公平だ」ということができてよかったと思っている。
コメント
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