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新しいミルの購入時には下取りもしています

先週末にホームページからのご注文でアンティークミルのご成約をして頂いた記事はこちら

このミルをご成約を頂く前には、4年前にお買い上げを頂いていたミルの修理に関してのお問い合わせがありました。不具合の状況は、粉に挽けない・・・外歯ががたがたになっている、というお話でした。その修理と言うお話のときに、新しく買うことも考えていらっしゃると言うお話しです。すでにこれがいいなと言う商品も決めておられる。そんな状況でしたので、新しくご購入したい商品が決まっているようであれば、取りあえずは商談中としてこちらで押さえておきます。壊れたミルを送って頂き、点検をしてからご報告をさせていただきますという流れでした。


粉を受ける引き出しが外せなくて、つまみのある表側の板がはがれてしまっていました。引き出しが引き出せないのは、粉の残留で固着していました。


付着していた珈琲の粉が湿気を伴い、木材を浮き上がらせています。珈琲の粉の残留物をそのままにしておくと木材は傷んでしまいます。

外装状態を見て、4年の歳月を感じるとることが出来ます。このあたりのやれ具合は使っていれば当然のことにはなりますが、問題は外歯のガタツキ。

修理は可能なので修理する場合のお見積もりと一緒に、下取りも致しますと言うことで下取りの見積もりもお渡ししました。

当店で販売しているミルは新しい物で50~60年ほども前のものであり、今では存在していないドイツのミル製造会社の物ですから、そのミルの歴史をここで終わらせてしまうと言う気持ちにはなりません。

今回のお客様は、修理はやめて下取りを選択し新しいミルをお買い上げ頂くことになりました。このようにお使いいただくミルは、少しずつでもステップアップをしていくということも無駄ではないと思います。








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