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靴のリペア

こちらの靴は30年ぐらい前に購入したと記憶しているクラークスのものです。まだ浜松にリーガルショップがあった頃でした。こちらの靴はクラークス購入の二足目です。当時僕は余り黒色の靴を履くことがなかったので、履く頻度は大変少なかったです。年に何回か程度でしたし、車の運転時には履く事が無かった。意外と車の運転時にはソールが痛みますから。

購入して15年ほど経ち痛みが少ないからと大切に保管をしていましたが、ふと・・・靴の箱から取り出してみるとソールがぼろぼろとなってしまい履く事が出来なくなっていました。僕は革靴が好きで二年に一回程度は手持ちの靴を並べてクリームを塗りメンテナンスをしていますが、このクラークスのソールの材質がポリウレタンだったので、ぼろぼろと粉の状態になってしまいました。当時の靴の箱には¥24.000-の値札が付いています。その後なんとか直して履きたいと思いリペアショップに持ち込みしてみてもらいましたが、「無理ですね」と言われたのが2軒あり、諦めても諦める事ができないでそのまま保管をしていました。

そして5年ほど前に25年履いてきたオートバイの用のブーツのソールリペアをしていただいたリペアプロショップに見てもらったら、直せますよって話だったので預けました。それから数年経ちましたがまだ直せてくれていません・・・とほほの結末。僕は諦めて返品をお願いし受け取ったのが今年です。

直してもらえなくて残念な思い・・・諦めて捨てることになるのか。

少し前ですがこだわりのとても強い方から手作りの靴を作ってくれるお店をご紹介してもらいました。それも浜松にある小さなお店です。靴のリフォームは当然できますがオーダーにて足に合わせて靴を作っているお店ですから、僕からしたら必ずや直せるだろうと考えました。

僕は気持ちを高ぶらせて分解ばらばらになってしまった靴を先月持っていき見ていただきました。
「少しお値段は掛かりますが直すことが出来ますよ」という期待通りの答えを即答していただいたので、ソールの材質を選び、直してしていただくように預けてきました。

そして二週間後の昨日受け取りに行ってきました。







靴そのものの外装がまったく痛んでいないので、直せたら治して履きたいという思いは15年ぶりにようやく直せることが出来ました・・・・久しぶりの感動を味わいました。

今まで幾度となく捨てようかと思っていましたが捨てなくて良かったなぁ。

一番下の部材は疲れないように柔らな物を選び、インソールの下の土台は皮で上部の皮とは手縫いで仕上げ、完成価格は¥15.000-となりました。僕としては満足な仕上がりです。

ところがもう一足の靴の案件があります。
オートバイのブーツ(25年履いてきたブーツ)のリペアをお願いしていたお店には、実は二足出していました。
同じくクラークスの靴ですが、35年ほど前に購入したクラークスの一足目のブーツです。

一足目のブーツは前回リペアショップの方から、こちらはどうしても直させて欲しいという強い気持ちがありましたのでそのまま預けておきました。
もう3週間が経っていますが、どんな感じになるでしょうか。


お世話になりましたお店
浜松市中区上島7-15-28 「さむえる工房」





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