ちいさな身体だけれど、ちいさないのちだけれど、
この広い森のなかで、この広い空のひろがりの下で、
何にもひけをとらない存在感でわたしの胸にしみいってくる。
山紅葉の太い幹から小さな枝が伸びている。
細い枝に品よい形の葉をつけて、一丁前のモミジ君。
夏の陽射しにせいいっぱい背伸びしているけれど、やがてくる秋が君の本番。
紅く化粧して魅せてくれる日がくる。
ちいさくたよりなげな今も、未来の予感が君をうつくしく強く支えている。
轟々と風渡る夜、晴れた空に流れ星が一つ
雲も流れ 星も流れ しずかな森はいのちの時を刻む。
ヒトと獣と樹々と虫や鳥やらの境界が溶けいって、ただのいのちというしあわせ。
この夏の夜を忘れないでおこうと 幾度も思った。
この広い森のなかで、この広い空のひろがりの下で、
何にもひけをとらない存在感でわたしの胸にしみいってくる。
山紅葉の太い幹から小さな枝が伸びている。
細い枝に品よい形の葉をつけて、一丁前のモミジ君。
夏の陽射しにせいいっぱい背伸びしているけれど、やがてくる秋が君の本番。
紅く化粧して魅せてくれる日がくる。
ちいさくたよりなげな今も、未来の予感が君をうつくしく強く支えている。
轟々と風渡る夜、晴れた空に流れ星が一つ
雲も流れ 星も流れ しずかな森はいのちの時を刻む。
ヒトと獣と樹々と虫や鳥やらの境界が溶けいって、ただのいのちというしあわせ。
この夏の夜を忘れないでおこうと 幾度も思った。