想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

ダルユルな時を

2011-02-08 22:42:49 | Weblog
通りすがりの景色を撮ろうと車を止め、カメラを取り出そうと
して視線を感じた。
う~ん、ベイビーのダルユルな、その目線が好きだ。
なんだか風景写真はどうでもよくなって、君を撮ってしまったよ。


プレゼントのJ.P.エヴァンのチョコレートとベイビー。
好きなんが二つ、並べて撮ってみました。チョコありがと。

いわゆる、癒しっていうんでしょうか、世間では。
でも癒しで孤独は消えるかっつーと、どうかなあと思います。
ベイビーの体温を感じて暮らすのは確かに寂しさを救ってくれる。
けれども先に言った孤独って、絶対的な孤独。
存在に影のように張りついているものだ。それはまぎらすことはできても
消せやしないのだと思う。


どこからわたしたちがやってきたのかということを知ることしか
孤独から解き放たれることはない。
永遠の記憶。それは純善である。

わたしたちは悪にまみれて生きているけれど、わたしたちの中に
確かにある純善を思い出すこと。
知って、ああ、そうだったと思い出すことだ。
細くて頼りない糸をたぐるようにして、かすかにでも感じることから
始めることだ。

眞縁(まよざし)の故郷を、胸の真ん中にしっかと抱きしめられるまで
求めることだ。求め続けていればあたたかな、熱い故郷があると知る。
それは眼で見る地平ではなく、感じる慈愛。
人の情愛も悲しみも超えた純善の真っ白な世界がある。

いつか孤独ではないことを知ることができると思う、誰もみな平等に。
生きて学ぶのはそのためだ。


コメント
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