地熱と樹の体熱で根元のほうだけ雪が融け始める。
ふもとの道は除雪されて根雪はないが、ここは春先まで
雪は凍りついて根雪になり、重なって朝晩の雪が積もる。
表面は陽に照らされて融けるのだけど、白一色の地面は
しばらく続く。
それがなければ味気ない枯れ果てた景色になってしまう。
樹の根元を見ると春が近づいているのかと思ったりするが
なんの、名残りの雪ぶりかえしの寒さがやってこないわけ
がない。例年より確かに雪が多い気はするが。
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陽が暖かいと、嬉しいのは猫も人も、ここでは同じである。
親分はここんとこ、うさこがおとなしくしているので
そばにひっつきやすくて、甘えん坊になっている。
こっちも甘えん坊でくっついると、ときどきパタンパタンと
尻尾で合図を送ってくる。
ただただ純粋な塊に同化していると、腰のこわばりが癒されて
くるようである。
鼻息とよだれなど、ぜーんぜん、かまわない人にはオススメの
治療法かもしれんと思うこのごろ。
人の邪気が一番の毒なので、中和するにはもってこいでは
なかろうか。