想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

最もわかりやすい、原発本

2011-07-29 10:19:47 | 
メルトダウンがどうのメルトスルーがどうのプルサーマルって
なんだというような本ではなく、今起きているフクシマについて
書かれた本の中でわかりやすさでイチオシが「津波と原発」
(佐野眞一著、講談社刊、2011.6.18第一刷)

草が臥すを続けると、草臥れる、クタビレルと読むね。
草も樹も今一番盛りでシャキシャキ起きているので草臥れて
いたのはいつものことでうさこだけであったね。
でも草臥れていたからといって寝ころんでばかりいたわけでも
ないんだね‥、ハタライていたよ、いろいろ忙しくして。

それで旧事という古伝書を傍らにして現実離れした思考をして
いると思われるかもしれないが、古伝書から歴史を読み取って
満足するオタクではないので、旧事も今起きているリアルも同じ、
むしろ双方の裏付けをする相互作用なような読み方をするのであるね。

で、冒頭のオススメ本は冷やし中華部としてぜひ読んでから9.19の
大集会へ馳せ参じてほしいのであるね。
読んでいるのと読まないのとでは大違いだと思うからさ。
テレビニュースで津波後の映像をさんざん見ただろうけど、活字の
表現力のほうが数段勝っているのであるよ、ノンフィクションの王、
佐野眞一氏の文章に緩んだ脳みそがガツンと刺激を受けるだろうから。

ノンフィクションの王道は「信ありて私心なし」だと思う。
3.11以来大量に流された現地報道の、しかしその内容たるや薄い事
このうえなく、取材する側の上から目線と紋切り型のお涙ちょうだい
に辟易してもう見たくないという声も少なくなかった。
テレビとはそういうものなのだと割り切っている人はネットから情報
を取っていたし、本もぼつぼつ出始め今は書店に津波と地震と原発の
コーナーができた。見ない知らないでは済まされないからね。

たくさんあるとどれを食べていいかわかんないってタイプいるね、
嬉しいけど、どっから手をつけようか、なんてね(アタイだよ)。
で、コレほんとにいいと思う。
グルッと一巡り、スルッとわかる。
勉強なんてしてなかった人にも一発でわかる。
原発が悲惨だってことが。
この日本の近現代史に埋もれて生きた人々のことが。
そして自分らもその一人として刻々と過ぎる時に呑まれてしまうかも
しれないってことも、な。

詳細な地図と「原発には唄も物語もない」の章だけ読んでもいいぜ、
グルッと一発でわかる‥(うさこは九州の出だから炭坑節が生まれた
背景は身近だしね、映画フラガールも観てるしね)
ま、内容のことは読む楽しみがあるから書かないで置くとして
図書館にも置いてあるだろうし、買える人、借りれる人、とにかく
チャチャチャと読んでくだせえ。

大江健三郎の定義集(朝日の月一水曜日コラム)にははっきりと
9.19に行きますと記されていたよ。
メッセージは利害や議論を超えて、魂の在処について、であったね。
旧事とオンナジなんだ、冷やし中華部の活動は。
能書きだけで現実に活きないのはダメダメダメよとカメに教えられて
きたからね。

ところでTシャツはさよなら原発事務局が販売しているものを
購入して着ることにしました~、一枚千円なので作るのと同じで
おまけにやっぱ集会だからお揃いのほうが迫力あるからね。
じゃ、よろしく~。








コメント
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