想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

ウソは損しますぜ、だんな……

2011-09-10 13:45:56 | Weblog

一週間、早いっすね。ぎっしり詰まって週末を迎えたのに
寝不足なのでイマイチ元気がでないうさこです、こんちは~。

人は我が身を守るためにウソをつきますが、犬はウソなど
つかずにストレートに態度でゴマカシますね。
ゴマカシて薬を飲んだふりなどしますね、ペッと吐き出す
タイミングを外すとそれをおっかあに拾われてしまいます。
あ~んして、ホラ、あ~ん、とあ~んじゃなくて顎を強く
ひっぱって開けられて奥へホレと入れられます。
なんとかゴマカシますが、うまくいくかどうかはいいです、
いつもゴマカシます、それがオイラの生きがいってことで。

さっきご飯食べたでしょ、とこのごろ言われますがお腹が
空いたふりをしますね、空いて空いてたまんないぜ~という
態度を取り続けるとビスケット一個はゲットできます。
ヤッターっと、パクッといくのはビギナーだね、オイラは
喜びをみせずに淡々とパクッと食べます。口を開ける閉じる
瞬間にビスケットが消える、これがベテランの技です。
え~、ぼく、食べてないよ~、もらったっけ~、みたいな
顔をしてあっちを向いたりします。もう一個ビスケットが
もらえるかどうか、これが大事なんだなあ。
いちいちヤッターしないで??みたいにゴマカシ、目にも
止まらぬ速さで口を開け閉じ飲み込む、ここ大事。


ウソついたのつかないのって、そんなの結果みればわかる
んだもの。ウソから生まれるものなど無いからさ。
ヒトの記憶って、つまり脳だかんね。
脳はえてかって大臣ですね、つまり自分の都合よく書換え
書き換えしているうちにウソかホントかわからなくなる。
いや、明晰な脳ならば、わからなくなったりしないし海馬が
働いていれば正確に覚えていることもできるんだけどね。

言った言わない、やったやらない、ああしたこうしたとウソ
はいろんな場面で使われます。
我を通そうとしてウソをつくヒト、損得勘定ばかりするから
ウソつくんだろう? 結果としてウソで失うものは大きいと
なぜ計算できないのだろうね?
そこがミソです、はい。これがわかればヒトはウソなど
つきませーん。理屈じゃないんですねえ、ウソをついちゃう
ヒトの性質。直す(治すじゃないよ、直す)にはカメに
教わったアレしかないね。

ウソなどつかないヒトはたくさんいます。
ウソが習慣化しているヒトはみんなウソくらいつくじゃない
ですか、とか言いくさってるけど、そんなバカな!
ウソつかないのが普通なんですが、まるで世界観が違うのです。
ウソが常態化して、ウソも方便なんてもんじゃなくて、ウソに
まみれて生きているヒトが見ている世界と、ウソを恐れる人の
感じている世界は、どうやら著しく異なっているのですね。

犬はですね、ウソはつきませんから、薬を二度口に放り込まれ
呑みなさい!とおっかあが怖い目で言っても、呑んでお願いね、
とおっかあがやさしい目で言っても、同じです。
吐き出したのバレたら降参して呑む、あるいはもう一度抵抗して
みる、抵抗に疲れたら飲み込む。早いとこご褒美のオヤツを
もらった方がいいもんね。
正直、素直がモットーで、これが自然体です。

犬は自然体。そして、人が人ならば、非は非、是は是、でしょ。





 
コメント
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