想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

「私」が壁です

2012-08-01 11:14:17 | Weblog

先週の土曜日。
草刈りと芝植えが残っているのでやり始めたらすぐに、雨が。
大粒の雨に、ワーッと家に駆け込んで、しばし休憩です。
というより雨音を聞きながら、昼ご飯へと突入。
どんなときも食べることだけは忘れない、執着以外の何もの
でもない方々が来ておりまして‥、食べることばかり‥‥。



そうめんを茹で、オサレに盛りつけました、と言われたが
どこが? と言うとへこんでましたね。
の、つもりです、と言い換えて、それより量が足りんという
オチでした。雨ですゞやかになって来たので食欲も旺盛なのね。
食べ終わっても、そのまま。
降ったり止んだりする森の庭。
午後はカメの話を聞きながら、ゆっくりと過ごしました。

教わるということ、学ぶということ、わかっているようで
なかなか新しい事を我が身へ収めるのは難しいのですね。
「私」を基準に、新しい事の選別をしながら話を聞いてしまう
ので、そっくり聞き取って考える、試すということまでに
至りません。まずは考え、つきつめ、試し、それから捨てるか
入れるかは決まっていきますが、そこまで行くのがなかなか
できない。それは「私」という障壁があるから。

私を滅すは、物事を知るためにも、対話をし和していくため
にも肝心要。ひとりよがりや自己中が目立つのは、「私」から
逃れられないから。争いと謀(はかりごと)ばかりで日暮らし、
なんて人生になってしまいます。
恐ろしいことにそれが常態化している人がなんと多いことか。

「私」を滅すは訓練すれば身につけられます。道徳心などとは
違って、脳のコントロールですから。



コメント
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