「社会保障の充実を!」なんてリベラルが騒ぎ、政府・官僚に莫大な金を委ねた結果、こうなった。
<年金記録>6年前から大量の食い違い 社保庁調査せず 11月2日 毎日新聞
企業が厚生年金基金の運用部分を国に返す「代行返上」が始まった02年、企業の管理する年金記録と国の記録に大量の食い違いが見つかった状況を複数の企業担当者が毎日新聞の取材に証言した。社員の氏名の読み方や生年月日を中心に、多い所では社員の約17%に食い違いがあった。現在のずさんな年金記録問題につながる事態が6年前に発覚していたにもかかわらず、社会保険庁は当時、調査などに踏み出していないことから、改めて批判が強まりそうだ。
関西の織物会社では約2万件の加入者記録のうち16~17%に食い違いがあった。氏名の読みや年金番号の不一致のほか、社保庁側の誕生日欄には1~9日生まれの人は「1日」、10~19日は「10日」などと記載され、1963~66年度に入社や退社した人に集中していた。会社側に残っていた年金台帳に基づき社保庁は訂正に応じたが、会社の担当者は「社保庁の間違いが明らかなものがほとんどだった」と話した。
ある大手自動車メーカーは約10万2000件中、約1万400件に食い違いがあった。同社は、国の記録に合わせると年金が減る場合、社員にデメリットが生じないよう差額を補てんしたという。別の繊維会社は、社保事務所から「証拠がないなら国の記録に合わせて」と言われた。「両者が合わないと代行返上できず、合わせるしかなかった」と話す。【野倉恵】
加入者の誕生日。1~9日生まれの人は「1日」、10~19日は「10日」
こんな杜撰な管理をしてる保険会社とあなたは契約しますか?しませんよね?
官に頼ると、こんな信じられない管理の仕方が横行する。しかも、間違っているのは国なのに「証拠がないなら国の記録に合わせて」という官尊民卑っぷり。
官に頼ってはダメなのだ。
社会保障の充実だの、世代間の支え合いだの、 そうしたお題目を信じて得をすることは何も無い。行政機構が肥大化するだけだ。老後の生活にしても、自分や家族でどうにかするのを原則とし、公的年金を主として老後の生計を維持しようとする発想は捨てた方が良いと思う。
福澤諭吉はこうした状況を予測していたのだろうか、『学問のすゝめ』でこう述べている。
・・・学校も官許なり、説教も官許なり、牧牛も官許、養蚕も官許、凡そ民間の事業、 十に七、八は官の関せざるものなし。これをもって世の人心益々その風に靡き、官を慕い官を頼み、官を恐れ官に諂い、毫も独立の丹心を発露する者なくして、その醜態見るに忍びざることなり。
国民の多くが公的年金をあてにして老後の計画を立てるという、官頼みの醜態。これ程までに官を慕い官を頼み、独立心を失っているにも関わらず、そういう人が公務員の無駄遣いを批判するねじれ現象。
公務員は批判されるべき点が多数ある。しかし、一方で公務員を批判しながら、一方で官頼みの風潮が改まらないというのは筋が通らない。
年金制度の運営という権限を政府から奪い、ずさんな管理をしていた者達から仕事を奪ってしまおう。
公務員に染み付いた官尊民卑の思想は、そう簡単には取れない。
「民間の調理業務に従事している人よりも、公務員調理職の方が質の高い仕事をしている。
だから、公務員調理職の方が給料が高くても、是正の必要はない」
と放言する人間もいるくらいだ。
公務員は、あの手この手で官尊民卑・官民の賃金水準の差を正当化しようとする。
公務員が一番恐れるのは、個人が独立すること。官が握っていた領域を、民に奪われること。
○公務員のためいき:普通救命講習を受講
同じ自治体で働く職員同士、その職責に差がないはずであり、事務技術系の非現業職と現業職の賃金水準などは基本的に同一な制度設計となっています。そのため、民間の調理業務などの従事者と比べ、公務員調理職らの「賃金は高すぎる」という批判が高まっています。そのような声があることを理由に現業賃金水準の引き下げや新規採用の手控えなど、総務省から自治体への圧力が強まっている現状です。
この動きに対し、自治労は単なる既得権確保の闘争にとどめず、よりいっそう現業職場の仕事の質を高めながら住民の皆さんからの共感を得られる取り組みを重視しています。その一環として、「公共サービス基本法」の制定をめざし、自治体業務の直営の必要性などを各地で訴えています。
なんでんかんでん、民間に任せてしまえ。
多少乱暴なくらいに民営化をした方が良い。
不手際をしても潰れない組織というのは、どんなブラック企業よりもたちが悪い。
<年金記録>6年前から大量の食い違い 社保庁調査せず 11月2日 毎日新聞
企業が厚生年金基金の運用部分を国に返す「代行返上」が始まった02年、企業の管理する年金記録と国の記録に大量の食い違いが見つかった状況を複数の企業担当者が毎日新聞の取材に証言した。社員の氏名の読み方や生年月日を中心に、多い所では社員の約17%に食い違いがあった。現在のずさんな年金記録問題につながる事態が6年前に発覚していたにもかかわらず、社会保険庁は当時、調査などに踏み出していないことから、改めて批判が強まりそうだ。
関西の織物会社では約2万件の加入者記録のうち16~17%に食い違いがあった。氏名の読みや年金番号の不一致のほか、社保庁側の誕生日欄には1~9日生まれの人は「1日」、10~19日は「10日」などと記載され、1963~66年度に入社や退社した人に集中していた。会社側に残っていた年金台帳に基づき社保庁は訂正に応じたが、会社の担当者は「社保庁の間違いが明らかなものがほとんどだった」と話した。
ある大手自動車メーカーは約10万2000件中、約1万400件に食い違いがあった。同社は、国の記録に合わせると年金が減る場合、社員にデメリットが生じないよう差額を補てんしたという。別の繊維会社は、社保事務所から「証拠がないなら国の記録に合わせて」と言われた。「両者が合わないと代行返上できず、合わせるしかなかった」と話す。【野倉恵】
加入者の誕生日。1~9日生まれの人は「1日」、10~19日は「10日」
こんな杜撰な管理をしてる保険会社とあなたは契約しますか?しませんよね?
官に頼ると、こんな信じられない管理の仕方が横行する。しかも、間違っているのは国なのに「証拠がないなら国の記録に合わせて」という官尊民卑っぷり。
官に頼ってはダメなのだ。
社会保障の充実だの、世代間の支え合いだの、 そうしたお題目を信じて得をすることは何も無い。行政機構が肥大化するだけだ。老後の生活にしても、自分や家族でどうにかするのを原則とし、公的年金を主として老後の生計を維持しようとする発想は捨てた方が良いと思う。
福澤諭吉はこうした状況を予測していたのだろうか、『学問のすゝめ』でこう述べている。
・・・学校も官許なり、説教も官許なり、牧牛も官許、養蚕も官許、凡そ民間の事業、 十に七、八は官の関せざるものなし。これをもって世の人心益々その風に靡き、官を慕い官を頼み、官を恐れ官に諂い、毫も独立の丹心を発露する者なくして、その醜態見るに忍びざることなり。
国民の多くが公的年金をあてにして老後の計画を立てるという、官頼みの醜態。これ程までに官を慕い官を頼み、独立心を失っているにも関わらず、そういう人が公務員の無駄遣いを批判するねじれ現象。
公務員は批判されるべき点が多数ある。しかし、一方で公務員を批判しながら、一方で官頼みの風潮が改まらないというのは筋が通らない。
年金制度の運営という権限を政府から奪い、ずさんな管理をしていた者達から仕事を奪ってしまおう。
公務員に染み付いた官尊民卑の思想は、そう簡単には取れない。
「民間の調理業務に従事している人よりも、公務員調理職の方が質の高い仕事をしている。
だから、公務員調理職の方が給料が高くても、是正の必要はない」
と放言する人間もいるくらいだ。
公務員は、あの手この手で官尊民卑・官民の賃金水準の差を正当化しようとする。
公務員が一番恐れるのは、個人が独立すること。官が握っていた領域を、民に奪われること。
○公務員のためいき:普通救命講習を受講
同じ自治体で働く職員同士、その職責に差がないはずであり、事務技術系の非現業職と現業職の賃金水準などは基本的に同一な制度設計となっています。そのため、民間の調理業務などの従事者と比べ、公務員調理職らの「賃金は高すぎる」という批判が高まっています。そのような声があることを理由に現業賃金水準の引き下げや新規採用の手控えなど、総務省から自治体への圧力が強まっている現状です。
この動きに対し、自治労は単なる既得権確保の闘争にとどめず、よりいっそう現業職場の仕事の質を高めながら住民の皆さんからの共感を得られる取り組みを重視しています。その一環として、「公共サービス基本法」の制定をめざし、自治体業務の直営の必要性などを各地で訴えています。
なんでんかんでん、民間に任せてしまえ。
多少乱暴なくらいに民営化をした方が良い。
不手際をしても潰れない組織というのは、どんなブラック企業よりもたちが悪い。