毎日、冷たい雨が降り続いていた中、やっと薄日が差してきた。
つくしなんて、どこにでも生えているものと思っていたが、家から5分ほど歩いてやっと見つ
けた。
人間が見てもわからないが、つくしにも好みの環境があるらしい。
子供の頃は、大量に採ってきたつくしの『はかま』を取って、母が佃煮にしてくれた。
なつかしい味だが、はかま取りの際に、灰汁というかつくしの渋で指先が真っ黒になったのを
覚えている。
それを考えると、やる気が・・・。