今週の古楽の楽しみは、毎回楽しみにしているバッハの新録シリーズ。
3日間聴いて驚いたのが、まず初日、ルセの平均律とエガーのパルティータ。
ルセって若い時と比べて今の方が断然素晴らしい。
クリスティと一緒にやれたのが良かったのかね。
エガーも涙ものの美しさで、特にリピート回の自然で嫌味のない装飾には呆然と
してしまう。凄い。
でも、この3日間で最大の驚きはゼフィロバロックオーケストラのオーケストラ組曲3番。
昔ベートーヴェンの7番とかの編曲を楽しんでいたグールプの発展した楽団だと思うけど
驚異的に上手い。
それに古楽でありがちな、強迫伸ばし、大袈裟なritはしない、過度なアゴーギグなしみたいのを
軽々と乗り越えていて、ジョイス・ディドナートと同じくらいの衝撃を受けた。
前打音の扱い方も独特で、同じ楽章内で演奏の仕方を変えるってありなんだろうか。
残念だったのが、鈴木雅明のバッハ。
私の大好きなBWV547なのにオルガンのチューニングが悪い。本当に残念。
ノイマイヤーコンソートのブランデンブルク4番。
ヴァイオリンは花丸だけど、2本のリコーダーのピッチが悲しい。
あと2日本当に楽しみ。