ハウステンボスから帰ってきた。
予想以上の人出で、韓国や中国の人も大勢入園していた。
あまり天気は良くなかったものの、チューリップは満開で、その他の花々もきれいに咲き
始めていて、とても気持ちが良い。
もちろん、バラの時期にはまだ早いが、さすが九州、新芽は青々と元気良く伸びていた。
3月末で閉園してしまうと思っていた『ハウステンボス』が、HISの支援でなんとかなったので、
明日から遊びに行ってくる。
おそらく春以降には、かなり運営内容が変わってしまいそうなので、好きだったバラや
庭園もどうなってしまうのか、行末が心配である。
あまりに変わってしまえば、もう行かないと思うので、今回が最後かもしれない。
長崎にも寄り道して、充分名残を惜しんでくるつもりである。
隣町の勝浦は、カツオだけではなく『ワカメ』も有名らしい。
スーパーに、山盛りの採れ立てワカメが陳列されていたので、試しに一番小さいのを
買ってきた。
生の時には茶色かったのに、洗ってから熱湯をかけるときれいな緑色になって、とても
おいしそうだ。
シンプルにポン酢をかけただけで頂いたが、香りが良く春の味わいであった。
まだ半分残っているので、若竹煮でも作ろう。
ワインを飲むグラスにも、それなりのこだわりがあって、リーデルだのなんだのとイロイロ
揃えていたが、買う度に割ってしまい、結局たどり着いたのが和ガラスのワイングラスで
あった。
今でも、かつて安価な時に買ったボルドーの年代モノを開ける際には、不自然なまでにデカイ
グラスを使うこともあるが、普段は写真の和ガラスのグラス一辺倒である。
一度使うと、口あたりの良さとどっしりした安定感に、はまってしまう。
やはり、和モノはいいねえ。
徒歩圏にある飲食店は2軒だけである。
１軒は蕎麦屋で、おいしい日本酒や焼鳥等も出してくれ、何回も通っている。
もう１軒は、中華料理で家から５分もかからない。
これまで行かなかったのは、民家の一部を改造して細々と営業しているので、どうせ素人
に毛が生えた程度の料理だろうと、勝手に失礼なことを思っていたからであった。
天気もいいし、散歩がてら行ってみようと訪れたお店は、天井が高く明るく清潔で、年配の
ご夫婦は物腰柔らかく、なにより料理がとても美味しかった。
素人に毛どころか、相当年季の入った一流のプロの味である。
オジサン、ごめんなさい。
窓から海を眺めながら、おいしい中華をつまんでビールを飲んだら楽しいだろうな。
こんど、いつ行こう。
庭のミモザ（ギンヨウアカシア）が咲いた。
強風が続いて、飛ばされてしまった枝や葉も多く、心配していたのでホッとした。
大変華やかな花である。
今週に入って、ウグイスの声が聞こえ始めた。
春先なので、まだ鳴き方がヘタなところがかわいらしい。
多いのは『ホーケキョ』という『ホ』足らずのパターンで、『ホー』ナシの『ケキョ』だけも多い。
久しぶりに日差しもあるので、ツクシでも探しに行くか。
さすがに歴史があるので、御宿のつるし雛祭りより規模も大きく、人出も多かった。
御宿であんなに大勢の人を見るのは、夏の浜辺くらいである。
写真は遠見岬神社の階段に飾ってあるお雛様で、夕方には片付けて、翌朝並べ直すという
ことであった。大変だ。
勝浦は商店街にも情緒があって、飲食店も多く、若干うらやましい。
電車で5分なのでいつでも行けるさ、と言いつつ帰路についた。
湯島天神へ観梅に出かけた。
梅の寿命はどの位なのか知らないが、年々樹勢が衰えているように感じる。
都会のど真ん中だから仕方ないのかもしれないが。
梅を堪能した後は、いつもの居酒屋に直行である。
色々頂いた中、やはりお刺身がおいしい。
特に好物の『鮎並』は、開運の純米にぴったりで泣けた。
しかし、やはり、御宿より東京の方が魚がおいしいのは腑に落ちないので、なんとか
魚で泣ける店をはやく見つけたいものであると思っている。
妻がお世話になった方の知り合いが、年に一度、銀座で備前の個展をされている。
ほば毎回伺って、その度に何か購入してくる。
今回は、引っ越してすぐに備前の徳利を割ってしまったので、その補充（？）が目的である。
ご本人曰く、商売でやっているわけではないということで、写真の7点全てで1万円強と、
申し訳なくなるような値段であった。
しまう場所を確保するのが大変だが、また楽しみが増えた。
ありがたいことである。
