演奏会のＤＶＤを見た。
自分の演奏する姿を見るのはいつでもイヤなものだが、今回見てびっくりしたの
は、顔が真っ赤で、まるでワインを２本飲んだ後のようであった。
やっぱり、夏の演奏会は私には鬼門である。
前日から暑くてヘロヘロであったが、当日は上着も着てライトの下で演奏したので
脱水症状一歩前であった。
冬でもＴシャツ一枚の私には、夏場の本番はキツイ。
あさっては、お願いだから涼しくなって欲しい。
テナーのＴさんが用意してくれたサックス４重奏、『アンダーザシー』。
はじめて合わせてみたら、ゼンゼン吹けなかった。
すんません、練習しておきます。
１７日のコンサートが終わったら、普段はナカナカ出来ないアンサンブルをじっくり
練習してみたい。
まずは、何曲か作りためたジャズのスタンダードやラテンのトリオを音出しして、
アンダーザシーに備えましょう。
日曜の練習後、来年はどんな曲をやろうかとみんなで話していると、ケルト系の曲
を演奏したいという人が何人かいて、ちょっとビックリした。
私が若い頃はアイリッシュはかなりマイナーで、物好きな人が都内のアイリッシュ
パブの薄暗い中で、ブッシュミルズを飲みながら仲間内で演奏しているという
イメージしかなかった。
天邪鬼でヘンテコなものは何でも好きな私は、リコーダーを習っていた先生が
当時は日本有数のティンホイッスル奏者でもあったので、笛の合間に何度か
ホイッスルも教わった。
一時は、かなりのめり込んで随分練習したが、もう何年もまともに吹いていない。
引っ張り出して、久しぶりに吹いてみると、ダメダメなのはしょうがないとしても、
結構昔の感覚を覚えていて、なかなか楽しかった。
盛り上がったので、バンドとホイッスルの曲でも書いてみるか。
普段行くことのない『長柄町』での演奏。
周囲はきれいな田圃が広がっていて、とてものんびりしたところであった。
ハイバッフルマッピにもようやく慣れてきて、かなり自由に吹きこなせるように
なってきたが、コツは喉をリラックスして広げることで、やはり基本を大切にしないと
ダメなようであった。気付くのが遅い。
週末のコンサートは、笛での出番が超不安である。
段取はどうなったのかなあ。
海開き一週間前の御宿海岸は、人も疎らで静かなイイ雰囲気である。
久しぶりに、波打際まで入ってみると、水はびっくりするほどきれいで、入ってみた
い衝動を抑えるのがたいへんであった。
週末のチャリティーコンサートの練習後、部原の駐車場から海を見ていると、トロン
ボーンのＴさんがノンビリと、「あれ、蜃気楼じゃないですか」と言うので、びっくりし
て水平線辺りに目を凝らすと、
写真ではよくわからないが、石油タンク（？）というか、小さなビルのようなものが
水平線の上にいくつか浮かんでいて、パッと消えたり、急に現れたりしていた。
面白いものを見させてもらってよかった。
近所の掲示板に、来週演奏するチャリティーコンサートのポスターが貼って
あった。
吹奏楽はともかく、笛で出るアンサンブルに『ファミーユ弦楽アンサンブル』なんて
名前が付いているのをはじめて知った。
オレ、管楽器なんだけど、いいのかな。
心配なのは、天候で、お願いだからあまり暑くならないでほしい。
たまには名曲をアレンジと思って引っ張り出してきたのが、ビゼーの『アルルの女』。
えらく久しぶりにＣＤを聞いてみると、隅々にまで気を配った良い曲であるのを再認
識した。
ほとんどの楽章にアルトサックスソロが登場するのもえらい。
しかし、いつ買ったのかも覚えていない全音のポケットスコアは、誤植が多くて、
大変悲しい。
アタマに来てネットで譜面を検索してみたらその譜面も同じところが間違っていた。
出版以来ずっと誤植が続いていたのかねえ。
近所の家の庭に写真のような看板を見つけた。
昔は、分不相応なワインをイロイロ呑んでいたが、引っ越してからの日々の食事
には、安ワインで充分である。
でも、どんなワイン売ってるんだろう。
興味津々だが、きっと買いには行かないと思う。
年代物がまだまだ安い時代に買って、床下で眠っているボルドーを全部呑んだら
考えましょう。
いつ呑むんだかねえ。
山の中にウコッケイの親子がいた。
付近には人家のない、イノシシ頻発の森の中である。
どうしてこんなところにいるのかわからないが、近づいてもゼンゼン逃げなくて、
その気になれば捕まえられそうであった。
近くで見ると、なかなか品があって気高いカンジすらただよっている。
つい、うまそうと思ってしまう私はダメダメだろうか。
チャリティーコンサートで吹いた時に、主催者の方に日本酒を頂いた。
御宿の『岩の井』の特注品ということでありがたく頂いた。
おいしかったです。
引っ越して来た当時は、もう音楽することも無いだろうと、静かに暮すつもりだった
のに、今は東京にいた頃よりも演奏する機会が多い。
ありがたい事ではある。
練習が二つあった。
ひとつ目は、先日ご一緒した弦楽器のご夫妻の自宅に伺ってアンサンブル曲目の
合わせ。
ピアノの方は初顔合わせであったが、昨年、東京から御宿に引っ越してこられた
音大出身の方で、とても気持ちよく吹かせて頂いた。
ありがとうございます。
その後は、地元のコンボへ合流。
最近混ざってくれたラッパの方は、オーケストラでずっと吹いていたそうで、音が
とてもきれい。
でも、大きなお世話かもしれないけど、非クラシックの場面ではそれなりの吹き方
をしないとつまんないですよ。私も元はバロック音楽専門でしたが。
悪い吹き方なら、私にまかせなさい（？）。
子供の頃から大好きで、庭に植えてみた『女郎花』。
一年目は背だけ高くなって咲いてくれなかったが、今年は蕾が沢山付いた。
隣の武蔵野萩や白萩と一緒に咲いてくれれば、もうそれだけでお月見の準備万端
である。
強風で根元がグラグラになってしまった『シマトネリコ』にも初めて花が咲いた。
シマトネリコに花が咲くのなんてすっかり忘れてた。
庭木が元気になってきたのはうれしいが、バラ達は葉がほとんど落ちてしまい、
瀕死の状態が続いている。
なかなか全てうまくはいかないものである。
引っ越して一番良かったのは、御宿は夏が涼しいことである。
春には、連日物凄い強風が吹くが、夏になると台風以外にはそれほど強風の日も
ない。
今（２０：３０）もほとんど風はないが、とても涼しくて、窓を開け放って、胡瓜の糠漬
けを食べながらビールを飲めば、とても気持ちの良い夜である。
東京にいる妻は暑いんだろうなあ。
東京で３０年近くお世話になっていた笛の師匠は、何度も練習すれば誰でも上手
に吹ける、初見でも同じようにうまく吹けというおっかない信念の持ち主で、おか
げで鍛えられて初見はかなり出来るようになった。
まあ、次々吹き飛ばしてしまうようなカンジもしないではないが。
引越してきてから人前で笛を吹く時には、さすがにバッハや現代音楽ばかり演奏
する訳にもいかないので、ジブリやら軽いものも吹いてきた。
しかし、伴奏してくれる人が居る時やアンサンブルならなんとかなるが、ドソロと
なると、なかなか選曲がキビシイ。
そこで思いついたのが、むかーし買った日本民謡をテーマにした変奏曲であった。
『こきりこ節』や『五木の子守唄』は、なかなかフエにもマッチして悪くない。
難点は、技巧的過ぎて吹くのが大変なところだが、レパートリー拡大のために練習
しよう。
