Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

これが最後のキャンプ旅行―クリスマスイヴ

2018-12-27 20:49:42 | ポルトガル18-19

24日のクリスマスイヴ、パトリックがどうしても行きたいというスペインのフエルバへ今年も出かけた。フエルバは今年10月エンジンが壊れてしまって、ここのガレージで修理してもらった10日間、この町で過ごしたので、隅から隅まで知っているような気だったが、車で来ると方向が分からなくなる。

 

町の中心スクエアには日中から家族連れが詰めかけている。このスクエアはコロンバスの像が立っていて、ここを中心にいかないと道筋が判らなくなる。

英国のクリスマスはイブもクリスマス当日も家族が集まって食事をしたり、テレビを見たりと家庭内のことが主だが、ここスペインは天気が良くて暖かいせいもあり、家族連れや友人同士、レストランやバーで飲んで食べて大騒ぎ、国によってこうも違うかと驚かされる。

 

 

 

パトリックは昨年もこのフエルバへ来たが、クリスマスや正月などの祝日でなかったから、タパスのレストランへすぐ行けた。今年は目指したタパスバーが閉まっていて、私たちが行きたかったバーレストランはこの日は食事は出さないという。

若者でいっぱいのバーレストランの片隅で、3種のタパスを食べ、ビールを飲んで、店を出た。

 

 

 

この日は閉まっているところも多く、やっぱりクリスマスイヴなどに遠出をしなけりゃ良かったものを。どこに行くこともできなくなって、結局子供の遊び場でジュード一人が楽しんで、帰ってきた。まるで疲れに行ったようなもの。

 

 

スペイン人はカトリックの信者が多くてクリスマスは教会が活躍するのだと思っていたけど、こんなにレストランのかき入れ時だとは思わなかった。ほとんどが大して食べないで、アルコールを楽しんでいるようだ。あちこちでトランペットとドラムの音楽が鳴り響いていた。

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これが最後のキャンプ旅行―娘の家族がタヴィラへ

2018-12-27 10:17:06 | ポルトガル18-19

12月19日から英国ガトウィック空港ではドローンが空港内を飛び回っていて、離着陸の危険があるとのニュース、クリスマスホリディーに出かける何万人もの人たちが足止めを食ってガトウィック空港は大混乱状態だった。

土曜日にタヴィラへやってくる予定の娘の一家もガトウィック空港からの出発、金曜日に空港がオープンしたとのニュースで夕方娘にコンタクトしたところ、また空港が閉まったという。娘たちは出発の準備をしていたが悲観的で、タヴィラの借家にはもう支払ってあるから彼らが来なくてもその家で1週間を過ごしなさいという。

テレビのニュースを見ていたら、空港は再開したとのことで、ほっと胸をなでおろした。

土曜日のお昼過ぎ彼らはレンタカーでタヴィラに着いた。3歳半の孫のジュードが ”ナナ” と言って私に抱きついてきた。彼らは朝3時起きで空港へ行き予定のBAで予定通りにファーロ空港へ着いた。

 

 

タヴィラの夜明け、

 

 

朝7時半に朝日が昇った、フラットのテラスから見える高い橋の欄干から太陽はすごいスピードで昇ってゆく。写真を写している間にカモメが飛び、車が行き来し、バイクが通り過ぎてゆく。

 

 

タヴィラの古いお城を見ながら、消防署へ出かけた。ここの消防署には毎年クリスマス・ナッティビティと呼ぶキリスト誕生時のミニモデルが展示される。

 

 

 

 

小さな人形のモデルが肉屋は大きな肉をさばいたり、パン屋は石窯でパンを焼いたり所々で動きがある。

 

消防車に夢中の孫のジュードは本物の消防車に載せてもらってご機嫌。

 

 

12月末のタヴィラは毎日晴天で、娘夫婦が来たがるのも無理がない。

 

フラットの近くの小さな公園で、ジュードに遊んでもらう。両親は疲れ切って昼寝の間、私たち年寄り夫婦がジュードと遊び、私たちもすっかり疲れ切った。

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これが最後のキャンプ旅行―キャンプサイトのクリスマス

2018-12-20 17:30:56 | ポルトガル18-19

今朝は10時過ぎから、キャンプサイトのレストランの2階のテラスでフュージョン(これはタイチとヨガとピタレスをミックスしたもの)をしていた。朝から天気が良くて直射日光のもとでは暑いほど。

 

すると眼下にキャンプサイトの職員が皆サンタクロースに扮し、電気自動車の後ろの荷車にクリスマスプレゼントをいっぱい積んで鐘を鳴らしながらキャンパーやキャラバン各自にプレセントを渡して行った。

 

フュージョンのトレーニングが終わるとすぐ、キャンパーに走って戻ってみたらサンタはもう通り過ぎてキャンパーにはプレセントのワインとチョコレートの小さなバッグが置いてあった。

 

 

この赤ちゃんもサンタの格好をしていて写真を撮ったらにっこり笑った。

サイトのボスの小さなおじいさんが白装束の天使に扮している。

 

 

今までクリスマスにこんなプレゼントをもらったことはなくて感激。毎年来ているキャンパーの人たちによれば例年のことだという。

 

今日お昼はヨガやピラテスのメンバーが集まって近くのレストラン(へアリーレモン)でクリスマスパーティーを開いた。レストランの名前は変だがれっきとした英国人が経営している。

 

 

総勢12人と言ってもヨガの先生のご主人が来ていたから10人の生徒に先生のヘーゼル、で白ワインをたらふく飲み、食事は各自好みをオーダーした。

 

 

私が頼んだのは太刀魚の輪切りとチップス、これがとってもおいしかった。

 

隣のマイクがオーダーしたのはレバーとベーコンに野菜とマッシュポテト、彼は以前にもこれを食べておいしかったからと言う。

 

食後のデザートにイチゴチーズケーキを食べ、ミルクコ-ヒーを飲んでお開き、総額一人が10ユーロづつの支払い。2時間以上も店内で食べて飲んでおしゃべりして、それで足りなくて戸外の日陰でまだおしゃべり。

 

青空のもとのクリスマス。グローバルウォーミング(地球温暖化)が実感できる一日だった。

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これが最後のキャンプ旅行―今年最後の青空市

2018-12-16 17:13:31 | ポルトガル18-19

12月15日は第3週目の土曜日、タヴィラのオープングラウンドでは大きな野外マーケットが開かれる。

前の日に亭主と二人でタヴィラへ行ってきたから、あまり買うものがないはずだけど、ショッピングトローリーを引っ張って私一人で出かけた。

9時半の電車は珍しく時間通りに到着。5分で次の駅へ着く。シオナが働くチャリティーショップへ行ったところ10時前でまだ開いていなかった。

すぐピンゴドーシーのスーパーマーケットへ行った。ここは昨日帰りに立ち寄って肉と魚を買おうと思い、両方のカウンターの前で順番券を持っていたが、肉屋の前で待って居る間に魚の順番が回ってきて買えず、肉屋もあまりののろさに時間が無くなりレジの前は長い行列。焦って何も買わずに走って駅へ向かった。

最近のスーパーマーケットの生鮮食品のほとんどが、プラスチックやビニールの箱と袋で覆われていてこれこそ無駄もいいところ。このピンゴドーシはポルトガル人のオーナーでポルトガルの生鮮食品が山積み置いてある。肉もカウンターで指示すれば大きな肉を切ったり削いだりミンチにしてくれたりする。だから時間がかかる。魚もしかり、頼めば腹を裂いて洗ってくれたりイカやタコなど皮迄はいだりしてくれるから、一人のお客が何種類もの魚をオーダーした時の後ろに並ぶと悲劇。野菜も特にキャベツが安くなっていて2個も買ったから重さも1.5㎏嵩張り、鳥の胸肉1㎏、大きな鰺1㎏、これなど手持ちのバッグだと持ち運びが大変になる。

さて次は川向こうの魚市場へ向かった。この市場の横では古物市が開かれていて、何もほしいものが無くても一回り見て歩くのが楽しい。

 

そこでこの素晴らしい鉢置きを見つけた。値段は10ユーロというが、買おうかどうしようと迷っていたら8ユーロにするという。とうとう買ってしまった。

これがショッピングトローリーに入らない。あまり重くはないが、変な形で袋に入れても持ち運びが容易でない。

それでも嬉しくて袋に入れてトローリーの上に置いて引っ張っていた。

魚市場へ行くとまたものすごく新鮮なアジが目に入った。1㎏が5ユーロ、ピンゴドーシでももう1㎏買ってあるのに、魚の目の色が違う。とうとう買ってしまった。これはアジサシにしよう。

このマーケットには値段がそれぞれ違うがお土産用のはちみつが豊富。来週来るパトリックがレモンとはちみつの飲み物が好きだからと1㎏の瓶を買った。

インターネットのドングルはこのタヴィラのショッピングセンターの中のボーダーフォンを使っている。先日請求書が来ていたので、この日がチャンス、支払いに行った。

さてこれで待望の青空市へ行ける。もうあまり欲しいものがなかったはずなのに、オレンジと柿のストールが素晴らしく安い。

柿が2㎏で1.5ユーロ、もちろん4㎏を買い、オレンジも1袋5㎏ 3ユーロ、2袋だと5ユーロだという。もう重くて持てない。頑張って1袋だけ買った。ほかにはポールから頼まれていたバケツと皿洗い用のポリボックス。大きなショッピングトローリーは満杯。

よろめきつつチャリティショップへ行くと、幸いシオナがいて鉢置きを持って帰ってあげると言った。ありがたくお願いした。彼女はここが1時15分に閉まった後、同僚が好意で乗せてくれる車でカバナスへ帰るという。

残念なことに私も乗れるスペースが無くて、帰りはまた電車で帰るしかない・・・が、平日は1時半にある電車はウイークエンドはなくて2時半まで待たなければならない。もう12時15分の電車は出てしまった後、2時半までの2時間も待って居るのはと考え、この前日本人4人が集まったチコ(Xico)のレストランへ行った。

ポルトガルで一人でレストランへ行ったことはないが勝手知ったるこのレストラン、何か安くておいしいものはないかと思ったのに、頼んだのはラム肉のシチュウ、8.5ユーロ決して安くないが、肉は柔らかくてとってもおいしかった。

レストランで時間つぶしをしても有り余る時間、一時間を駅のベンチで過ごして、帰った。

駅には亭主が迎えに来ていて、シオナが鉢置きを持ってきて、私が重い荷物を持っていることを伝えてくれた。

 

あの鉢置きは気に入ったと亭主が言ってくれたので、買って来た甲斐あり。これから当分毎日柿が楽しめる。アジも3枚におろし骨も皮もとってとなると午後がつぶれてしまうが、おいしいものを食べるためなら何でもしよう。

 

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これが最後のキャンプ旅行―Good News

2018-12-14 17:35:01 | ポルトガル18-19

今日急に3つの Good ニュースが飛び込んできた。

もう3か月近く前に入院、手術していた友達が退院、体に入っていた排液チューブがやっと取り去ることが出来たとの素晴らしいメール。本当に良かった。一時はどうなることかと友達皆が心配していた。これで回復目指して頑張れるよね。

今のキャンプサイトへきてもうすぐ2か月、来た時から新年はどうなることか判らないと言われて、いろいろよそのキャンプサイトを調べていたが、ここよりいいところが見つからない。

このカバナスのキャンプサイトはキャンパーのプロットが一つの時は1か月330ユーロ、これらは私たちのような小さなキャンパーやキャラバンで、大きいキャンパーなどでは必ず2つのプロットが必要で2つの時は360ユーロ。

来年1月から英国のキャンピング・キャラバンクラブがこのサイトの半分を予約してしまったため、残った半分のプロットに毎年やってくる顧客を優先すると開いているところがないと言われていた。

それで12月半ばまでに過去の顧客が予約取り消しをした時だけ私たちがここに居られるとの話でいつも心配していた。今日レセプションへ行って状況を聞くと、レセプションの女性は無線でキャンプサイトを牛耳っている小さなおじいさんに連絡。彼が後程きて説明してくれるというので半分期待、半分心配して待って居た。

この広大なキャンプサイトはカバナスの大地主が開いた私設キャンプサイトで、カバナスに貸家を数十軒持っているとのこと。大地主は他界し、彼の子供たちがそれぞれの土地や借家の管理をしているが、このキャンプサイトは昔からいる小さなおじいさんに任されているとのことだ。

今日お昼近くに彼がやってきて、1月五日まで今のところに居ても良いが、それ以降は他へ移ってもらう。 エーここから出ないといけないの? と悲痛な声が出たら、向こうのプロットへ移るだけ と言われて嬉しかったのなんの。これで来春3月までヨガやピラテスができる。毎週水曜日の午後開いているアートクラスへも続けられる。今日はなんて良い日なんだろう。

今からちょうど一か月前、娘に送ってもらった整腸剤の小包がいまだに届かない。11月末から毎日レセプションへ通ってそれが届くのを待って居た。インターネットで見るとポルトガルへは1週間で届いてもう配達済と記載されている。娘に何度も英国の郵便局へ通ってもらい探しても、英国の顧客サービスもオンラインで配達済で終わり。

2週間前のポルトガルニュース(無料)の新聞にポルトガルの配達業者GLSがいかに悪いかが記事になっていた。それで先週金曜日に、私ももう4週間も待って居ること、GLSは一切返事もくれないことなどを書いて送った。

今朝の新聞(毎週金曜日発行)に私の記事とほかに2人の人たちからのGLSに関する記事が記載された。私の記事をサイトの受付に見せたところ、急に受付女性はGLSに問題があったこと、タヴィラにエージェントがあるはずだと言って、知り合いに電話して訊ねてくれた。

今日午後電車でタヴィラへ行き、そのエージェントを訪れた。2時半まで昼食で開かないとのことで、私たちも近くのレストランでお昼を食べて行ってみた。

小さな店はあらゆる電気製品や、雑多な品物が置いてあり、その入り口近くに小包が山積みになっている。送付ナンバーや私のIDで山積みの小包を調べたところすぐに見つかった。もう3週間以上もここに置かれたままだったんだ。

GLS の配達会社は、各自のドアまで配達してくれないのだ。もうどれだけ多くの人たちが荷物の届くのを待って居るだろう。

キャンプサイトへ戻るとすぐレセプションへ行き、今後の未配達の小包にはエージェントを訪ねるべく住所を教えてあげた。同時にポルトガルニュースにもタヴィラ周辺に住む人で小包を待って居る人にはこのエージェントを訪ねるよう住所を書き送った。

今日はなんて良い日だったろう。すべての心配事が無くなった。やっとクリスマスを心から楽しみに迎えられる。

今夜はワインで乾杯 !!!

 

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これが最後のキャンプ旅行―塩田でのバードウオッチング

2018-12-11 17:50:56 | ポルトガル18-19

 

12月に入ってから晴天が続いていた。明日から天気が崩れると聞いた朝、亭主は塩田へバードウオッチングに行こうと言い出した。あの今にも倒れそうな橋を渡っていく。

塩田の細道を行くとすぐ遠くに見えてきたのがコウノトリ2羽と一緒に歩き回っているサギ1羽、サギの首があんなに長いなんて知らなかった。いつも首をすくめて不機嫌そうな鳥なのに。

 

 

コウノトリはつがいらしく1羽の後をせっせと追い回していた。どちらが牝か雄かがわからない。

 

 

 

川渕の柔らかい泥土の中に生息しているカニたちも晴天に浮かれて穴から這い出してきた。彼らは片一方の爪だけが異様に発達して敵と戦うための道具で、片一方は絶え間なく泥土の中の微生物をすくっては口に運ぶ。

 

 

川向こうのヤシの木に囲まれた建物はカバナスの新興住宅地。

 

 

とうとう遠くにへらがもの群れを見つけた。純白の塊だからすぐに目に付く。それでも望遠を最大にしてやっと之だけ映った。全部で10羽ぐらいしかいなかった。昨年は50羽近くの大集団だった。

 

 

昨年の私のブログにも全く同じミニひなげしの写真を載せた。まだ春には遠いこの時期咲いているのはこれとキンセンカの原種がほとんど。

 

 

遠くの水際に何やら見えるというので望遠を最大にして写したのは3羽の鵜。この鳥もこのあたりに一年中いるようだ。

 

この夏取り残したらしい塩の塊。塩水が飽和状態になっているから周りの水で溶けることがない。

 

 

 

海岸から塩田までの間の湿地帯はこの肉厚な植物がはびこり、この時期きれいなピンクや赤に変わっていく。

 

今では内陸でもどこにでもいるカモメの群れ。

 

 

遠くで10羽くらいが群れを作っているがただ一羽だけが仲間外れ。鳥の世界にもいじめがあるのかしら??

 

 

海岸の砂地の一角に生えていた植物。葉は水仙によく似ているがもう種になって大きな黒い種が零れ落ちていた。一体どんな花が咲くものか知りたいものだ。だれか知っている方はいませんか?

 

 

12月も半ば近くいまだに真夏の格好で歩いている。

 

もう数年前からこの草原に捨てられた古いトイレ。わざわざこんなところまで持ってきて捨てなくてもいいじゃないか。誰も回収する人が無くて、なん百年もそのままになっているかも。

 

 

塩田の一か所だけたくさんの千鳥がえさをついばんでいる。ここだけが浅いのかもしれない。

 

 

広大な塩田の水が異様に赤茶なのは塩が濃いからなのだ。来年の夏には干上がった後に塩がしっかりたまるのだろう。

 

帰り道、以前から気になっている畑に捨てられているかぼちゃ、あのまずいかぼちゃで収穫しないなら初めから植えなきゃいいものをと思う。

もったいないからせめて豚のえさにでもならないかしらね。

 

数年前から少しも減っていない塩の山、純白に輝いていたのに最近は薄汚れてきて茶色がかってきた。

 

今年の春3月まで巨大なミモザの木が数本あって一面金色に輝いていたものを10月に来てがっかり。すべての木が切りはらわれて残った根から新しい芽が出てきている。先月庭の道具をもっていって小さな苗を2本掘り起こして鉢植えにしたが、いまだに植え着くものかわからない。

 

 

人里近くの道路わきは、ローズマリーの花が満開で、ミツバチが寄ってたかってきていた。彼らは冬眠しないのかもしれない。

 

 

今までこれが本物のデイツだとは知らなかったが、先日ポルトガルに住む英国女性がデイツの話をしていてこれがそうだと判った。新鮮なものはあくがあって食べられないから何十日か干さないといけないらしい。

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これが最後のキャンプ旅行―キャンプサイトのクリスマスデコレーション

2018-12-10 19:46:01 | ポルトガル18-19

12月に入るとそれぞれのキャンパーやキャンパーに付属するオーニング(テント)に華やかにクリスマスの飾りがつけられる。

夕方9時ころになると人通りが全く絶えて、各自のキャンパーにこもっているのか人声もしない。

 

この私の一番好きな幻想的なデコレーション。10時過ぎると電気を消して寝てしまうのが惜しい。

キャンパーに付属のオーニングの飾りつけ。キャンパーのサイズも10メートルはくだらない。

 

 

サイトのプールも照明されて真ん中のヤシの木?が浮かび上がる。亭主はここが一番きれいだという。

 

 

 

もう永久にこのキャンプサイトに居ついている住人のクリスマスデコレーション。明りの色がいくつかに変わる。

 

 

2階建てフランス人のキャンパーで運転席がデコレーション用。夫婦二人でこの巨大キャンパーに年中住んでいるそう。

 

 

英国人2台のキャンパーのデコレーション。

 

 

 

巨大キャンパーに乗っている人たちや、キャンパーに付属の大きなオーニングを張っている人たちは、ほとんど小型車を引っ張ってきている。

 

 

いろいろなデコレーションの方法もあるもんだ。良くできてるドイツのキャンパー。

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これが最後のキャンプ旅行―カバナス近辺散策

2018-12-10 18:16:04 | ポルトガル18-19

10月22日にこのカバナスのキャンプサイトに落ち着いて以来、すぐに始めたのが編み物。この夏ロンドンで日本人のTさんからグレイの毛糸をたくさんもらった。グレイだけで編んだら学生用のセーターぐらいで大人のセーターにはあまりに地味すぎる。それでTさんにお礼のつもりでピンクと合わせて縦じまのセータを編んだ。

 

 

縦じまにするには前後の脇から200目を作り編目が横になるように編んでいく。

一週間で仕上がったがT さんに連絡したところ自分も編んでいるからいらないとの返事、さて困った。私より小さいTさんのため私にはやや小さくて着られない。それでタヴィラから一緒のキャンプ仲間のシオナに着てもらったところサイズはピッタリ。彼女はスコットランド人で細身の背丈も私と変わらない。マーいいか。あなたに上げると言ったら大いに喜んでくれた。

 

カバナスの港周辺を歩いた時,小さな毛糸屋さんで見つけた極太毛糸、まるでうどんのように太い。値段を聞いたら1KGで20ユーロだという。ぎょっとしたが3束計ってもらったら3.5ユーロだというから喜んで買った。

太いから四日で完成、このポルトガルでも寒い時に着ることができる。

 

 

さて12月に入るとキャンプサイトも少しづつ混んできて、我がキャンパーの周囲に空いている場所がなくなってきた。12月末になると例年来るキャンパーがキャンセルするかどうかで、私たちがここで3月迄居られるかが判らない。

 

カバナスの周辺も毎年歩き回っていて、写真もブログもおなじみだから、あんまり写すものがなくなった。

 

昨年春にはこの広大な土地は真っ黄色のバミューダバタカップに覆われていた。それがどうだ。あたり一面オレンジの苗が植えられている。今年はあまり大きくないからオレンジも大してなっていないし、12月でも実はグリーンのまま。きっと3月くらいに実る種類かもしれない。これだけ規則正しく植えられているのはきっと機械を使っているのだと思う。

 

 

道端のコルク樫の木はもう数年前に皮をはぎ取られたものと思われる。何年もかかって新しい皮が出来それをまたはぎ取るのだろう。

 

 

 

 

散歩の途中で見かけたお屋敷。高い塀で囲まれ、正面の門もしっかりした鉄柵でその柵の間から前庭を眺めたもの。良く手入れされた庭にいろいろな飾りが面白い。それにしてもこの大きな庭。一体どんなお金持ちが住んでいるのか?

ヨーロッパでは貧しい部に入るポルトガルで、よくこのような豪邸を見かけるが、これらはヨーロッパの金持ちが買い占めているのかも???

 

 

カバナスの県道N125の道路わきの廃屋に描かれた巨大な落書き。落書きと言ってもこの素晴らしいコウノトリはどうだ。鳥も良くかけているが鳥の巣が実物のように見える。

最近のストリートアートも捨てたものじゃない。

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ポルトガルで思うことーオルニャオ(Olhau)

2018-12-03 22:14:08 | ポルトガル18-19

 

土曜日は朝から素晴らしい青空だった。こんな日に何処へも行かずに過ごすのはもったいない。

8時まで朝寝坊していたのに急にオルニャオ(Olhau)へ行くことに決めて急いで準備。

9時半の電車に乗ることにした。次の電車は11時半だから、それから行ったら魚市場やマーケットは閉まってしまう。オルニャオはもう7年ほど前にそこの巨大キャンプ場で3年ほど越冬したことがあり良く知っている。

でもタヴィラに居ついて6年も越冬していたから、オルニャオのマーケットの賑わいなどを全く忘れてしまっていた。

 

駅から真っ直ぐ海辺へ向かうメインロードではこのきれいな教会が町の中心。教会の屋根にコウノトリが2か所巣を作っていて、彼らは冬になってもアフリカへ行かない。一年中ここに居るのかそれとも真夏は北ヨーロッパへ移動するのかはわからない。

 

 

教会の後ろの道はきれいなタイル張りの自動車禁止の道路で、二人のボーイスカウトがポルトガル語で話しかけてきた。英語じゃないと判らない。と答えたら小さな男の子がしっかりした英語で、カレンダーを買ってくれませんか? と話しかけてびっくり。クリスマスのためのチャリティーの一環らしい。

毎年娘が今年一年間の孫の写真入りのカレンダーを作って贈ってくれる。あまりたくさんのカレンダーは飾る場所もなくて困るから、断ってしまった。

これは野菜のマーケットで毎日開いているが土曜日は特に賑やか。

 

 

広大な市場で野菜、果物、ナッツやオリーヴ油などのお土産品、それに壁沿いには肉屋が数軒ひらいている。

 

ポルトガルは豚肉が安いけれど、こんな豚の頭そのものを丸ごと見せるのはどうも?ね。

 

野菜市場の対面には魚市場、ここはタヴィラの比ではない、人々もこの日は魚市場に群れている。

 

 

 

 

全体にここの魚は安くて小鯵など1㎏で2ユーロくらいから。イカやタコなどはまだ安くなっていなくて、1㎏で10-12ユーロはする。

私はここで大きな新鮮な鰺1㎏を3ユーロで買った。塩で絞めて甘酢につけてしめ鰺にした。これがなかなかいける。

 

 

土曜日だけは露天市も開かれて野菜売り場の屋内マーケットよりこちらの方が安い。

 

 

いかにも自分の畑から持ってきたような土まみれのサツマイモやあの巨大なかぼちゃも売っている。

 

 

ポルトガルの一般家庭料理には豆類を使ったものが多い。それで大きな穀物店も2軒もあって、いろいろな豆や穀類を売っている。そしてほとんどの品がブラジル産とかオーストラリア産と外国の名前がついていた。こんな温かい国ならいろいろな産物が国産だと思っていた。

食料の売り場から離れた露天市はタヴィラで毎月一回開かれるマーケットと同じものが売られていて別に珍しいものは見当たらない。

 

 

この手編み?らしいサボテンは、ドイツ人の女性がニコニコしながら買って来た。自慢そうに私に見せるので、これなら抱いても大丈夫ですね。と言ったら大笑いして行った。

 

 

 

アルガーヴの海岸のほとんどはやや離れた沖に、陸地と平行に細長い島が横たわる。それで海は天然のヨットハーバーになっていて、数えきれないヨットの群れ。

 

 

亭主が見つけてきた面白いコーヒーの店。小型3輪車(ツクツクという)を改造したものでよくできている。天気さえよければどこでも開店できる。

 

 

海岸のデコレーション。このあたり、以前はキャンパーが勝手に駐車していたが今では巨大なホテルができ、無料のキャンプサイトは出来なくなっていた。

 

 

お昼は以前から行きつけのスーパーマーケットの2階のセルフサービス食堂で昼食。黒鯛の背開きを塩味でバーベキューにしたものにゆですぎたブロッコリーでサラダとパンとワインがついて7.5ユーロ、魚が大きすぎて食べきれず片身を持ち帰りにした。

ワインのせいで駅で電車を待つ間もしっかり眠ってしまった。

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ポルトガルで思うことー大相撲

2018-11-27 12:09:38 | ポルトガル18-19

25日の日曜日、大相撲の千秋楽だった。

NHK World で朝の7時半から9時まで実況放送を見せてくれた。

もう数年前からこのNHKWorld では相撲を見ているが、1時間半にわたって放映されたのは初めてかもしれない。

年間6回も相撲の放送があると相撲取りの名前も憶え、応援したくなる関取も出てくる。

実況放送では勝負の間の間取りがとっても長くて、NHK もその間私たちが退屈しないよういろいろ工夫して過去の面白い取り組みなどを見せたり、相撲取りの生活や出身地など見せたり苦労している。平日では幕内力士の取り組みを30分にまとめたダイジェスト版で、そのあとに数分の相撲ピディアが面白い。相撲取りのまわしなども幕下は木綿の黒で、幕内力士は絹の手織りで長さ6メートル。いろいろきれいな色でピンクや黄色など派手派手。

今回の福岡場所では横綱2人は初めから休場、たった一人の稀勢の里は5か間黒星で、休場。過去の稀勢の里の活躍ぶりなど見せてくれると、現在の彼の覇気のなさは目に余る。

おまけに大関3人も振るわず情けない、などと思ってみていた。

千秋楽でとうとう小結の貴景勝が勝って、インタヴューの返事が面白かった。

喜んでいる暇はない、たがをしめて頑張らなきゃ。

昔退職する前働いていた日系の会社では、昼食時間にセントポールの川渕からウエストミンスター橋を渡って対岸を一回りする3.5マイルの川渕ジョギングが盛んだった。私が一番年上で、若い英国人男性が多かった。彼らに教えた日本語が ふんどし締めて頑張ろう。 これは英語でPull your Sox up ( 靴下を引っ張り上げろ)と同じ意味。

一年に1度会社のスポンサーで会社名の入ったTシャツを着て、同じルートを走るファンランを開催した。私が退職した年まで続いたが、ふんどし締めて頑張った彼らは今も思い出してくれているだろうか?

貴景勝はいつもふんどししているからやっぱり ふんどし締めて は言えなかっただろうと一人で思い出し笑いをしてしまった。

 

 

 

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これが最後のキャンプ旅行―冬の海岸線

2018-11-24 16:27:58 | ポルトガル18-19

 

珍しく朝から晴天の金曜日、急に海へ行きたくなり、朝10時半の電車でカステルマリムの駅へ行くことにした。

 

無人駅のここは駅のすぐ横の道路を横切る線路が走っていて、電車が停まるときは遮断機が下り電車の前半分は道路上に停まっている。

 

 

海岸までの長い道は国道125号線を横切り、高級住宅地を通っていく。

道端のボトルリサイクルの巨大容器にかわいい模様が描かれてあった。

 

 

お屋敷裏の小さな池の蓮の葉が朝日に反射して、白黒の面白い模様を作り出している。

 

 

 

11月も末だけれど太陽が出て風がない日は、暑くてTシャツで歩いてもさむくない。

今年2月この海岸を歩いた時は海岸がごみ一つ落ちていなくて非常に感心した。

この日ところどころにビニールの袋やペットボトル、魚網の切れ端にゴミが纏わりついたのなんかが落ちていて、誰も見向きもしない。

つい先日テレビニュースでは死んだクジラのおなかから何10トンかのビニール・プラスチックが出てきて、このクジラがクラゲと間違って飲み込んだごみで胃の中が満杯、クジラは餓死したものと言われる。

海岸のごみもまた波にさらわれて海に流れどんな魚に害を与えるかもしれない。

あのピラミッド形ホテルのあるモンテゴードまで行く途中の海岸を歩きながら、ビニールのロープや、ナイロン、プラスチック製品のごみを拾い歩き、ところどころにおいてある大きなごみ箱へ捨てていった。私の後ろから来た英国人老夫妻も一緒に拾い出して、3人あちこちでごみ集め。

ビニールの袋を使わなくすることはとっても難しいけれど、普通のショッピングには手造りの布袋を持っていく。

 

 

 

モンテゴードの海岸線はきれいな砂地で,観光客のため道路と海に平行にボードウォークが数キロにわたって作られている。

 

この砂地の海岸では港がないから漁師の船は、水際からトラクターでひっぱりあげられる。

 

 

 

トラクターのタイヤの跡が面白い模様を作っている。

 

 

 

ボードウォークの横には新しいレストランやカフェーが次々と建てられ、ちょうどお昼時、昼食を楽しむお客で賑わっていた。

 

 

真夏はいったいどれほどの観光客でにぎわうだろうか? 今が一番閑古鳥のなく時期で、でも結構人出がある。

 

 

カステルマリムからも良く見えて、それとわかるピラミッド様のホテルから内陸に入り、モンテゴードの砂地のキャンプサイトの横から松林の散歩道を30分歩いて、ヴィラ・リアルへ着いた。

 

いつも行くピンゴドーシのスーパー内の食堂で安いポルトガルの食事を食べて駅へ向かった。歩行計を持っているのにいつも忘れて、いまだに何キロ歩いたのかわからない。キャンパーにたどり着いたら座ったとたんに寝てしまった亭主。

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これが最後のキャンプ旅行―タヴィラの日本人

2018-11-22 21:45:34 | ポルトガル18-19

タヴィラのマーケットは毎月第3週目の土曜日に開かれる。

その2月のマーケットで、目の前で柿を買っている2人の女性が日本語で話していた。思わず日本人がタヴィラに居るなんてと声をかけてしまった。その場では姉妹でスエーデンから来ているとの話で、急いでイーメール・アドレスを交換して別れた。

4月に帰国する前に持ってきている日本語の本を彼女たちに上げようと、メールで連絡を取り、彼女たちのフラットへ訪ねて行った。

とってもきれいなゆったりしたフラットで、1時間おしゃべり。もっと早くから知り合っていたらいろいろな情報も交換できたのにと残念だった。

このフラットはスエーデン人のご主人と日本人のけいこさんの持ち家で、もう一軒タヴィラにお家を買ってあるという。もう30年も毎年9月から翌年の5月まで、温かいタヴィラで過ごし夏はスエーデンへ帰るという、理想的な生活をしている。

今年の9月にタヴィラへ移ったけいこさんからのメールでもう一人タヴィラに日本人が住んでいるとのこと。過去5年間、毎冬6か月づつタヴィラのキャンプサイトで過ごしていて日本人に出会ったことなどなかったのにと大いに驚いた。

 

 

そして昨日はキャンプサイトでとうとう日本人に会ってしまった。14年間ヨーロッパじゅうのキャンプサイトをまわりまわって、キャンプしている日本人には一度も会ったことがなかったのに・・・・。

まだ若い愛子さんはリュックを背負ってテントで寝ながら中国、フランス、スペイン、ポルトガルを一人で旅している勇気のある人。

今日11月22日は私の歯医者の予約があり、タヴィラへ行くついでに、けいこさんと愛子さんそれに斎藤さんとも皆でお昼を一緒にとの話はすぐに決まった。

昨年まで良く行ったポルトガルのレストランで日本人4人に二人のご亭主が食事とおしゃべり。

やっぱり日本語でおしゃべりできるのはいいですねー。

けいこさんご夫婦はクリスマスから新年はスエーデンに帰国し、斎藤さんは明日から出張で1月末までタヴィラへは帰れない。愛子さんは今夕キャンプサイトを発ち、ジブラルタルでヨットに乗り込んでカナリー諸島へ。こうして4人もタヴィラで会えたことは奇跡のようだ。

私たちも1月からどこに行くか判らない身なら、これが皆で会える最後の日だろう。

 

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これが最後のキャンプ旅行―キャンプサイトの毎日

2018-11-21 11:21:37 | ポルトガル18-19

 

 

体操仲間のマイクがこの大きなかぼちゃをもらってきた。そして丸ごと私たちに上げるという。

大喜びでこの夜はかぼちゃスープを作ろうと思った。大きいのを半分に切り、種を出して皮は食べられると思いそのまま細かく切った。玉ねぎ一個とニンニク数かけらと一緒になるべく少ない水で煮た。

このカボチャ図体ばかりでまずいこと限りない。大体かぼちゃの味がしない。なるべく水分を入れないででも水分ばっかりだから、鍋にたくさんの水分がでた。味付けに塩と胡椒、昆布だし、牛乳を入れ、フードプロセッサーでペースト状にしたがそれでもうまくない。クリームをたくさん入れてやっと食べられるようになった。

残りの半分は2回に分けて皮をむき、サツマイモ(これもポルトガルのはあまりうまくない)も入れて玉ねぎ、ガーリックでペースト状にして塩味、OXOのチキンスープのもとなど入れてまあまあ食べられる。

マイクはこのカボチャがまずいことを知っていたらしい。決してかぼちゃはどうだなどと聞いてこない。

 

 

もう10年以上も亭主の糖尿病のために造っているオリーヴケーキに、今年の秋庭のクッキングアップルを入れてみた。これがとってもおいしくて亭主がおおよろこび。それでイギリスを出る前に、クッキングアップルを細かく切って真空パックにした。これで冷蔵庫に入れておけば当分持つだろうと思った。

ところが新鮮な果物は真空パックにしても中で発酵してまるで風船のように膨れ上がってしまう。リンゴ自身は腐らずアルコール臭のリンゴをケーキの材料に混ぜてフライパンでケーキを焼いている。

 

 

道端で沢山採ったザクロは孫の大好物。12月に彼ら一家がタヴィラにやってくるから、ザクロの実を全部ほぐして真空パックに詰めた。これで12月までもたせたい。

 

ところがやっぱりリンゴと同じ、風船のように膨らんでしまった。開けたところアルコール臭もしっかり、毎朝のポリッジにいれて食べている。孫にこんな発酵したザクロは食べさせられない。

 

 

11月に入って雨の日が多くなった。それでもある晴れた日に、このカバナスのキャンプサイトとタヴィラの町へ行く自転車道の途中の傾いた橋を見に行った。ここの橋はもう数年前から少しづつ傾いてきて、昨年からは通行禁止になっている。それでもこの道しか近道がないため自転車を持ち上げて渡るやら、2本の鉄の棒をまたいで渡る。

 

 

来年には新しい橋を架けるらしいとの話も聞いたが、いつのことやら。

 

 

 

 

この上の写真、亭主が酔っ払って斜めに歩いているように見えるカメラトリック。

 

 

この橋の近くに打ち捨てられた塩の山、オリーヴの実を漬けるのに採りに行ったが全く岩塩になっていて足でけってもかけらも落ちない。庭の土を掘り起こす道具でやっと一塊の岩塩が取れた。

表面は汚いが、バケツに塊を入れて熱湯を注ぐと完全溶解し、汚れや砂が沈んだ頃に上澄みをオリーヴの入った容器に入れて数週間置く。

 

 

 

帰り道、いったい何の実だろうと近寄ってみたのが、棕櫚(しゅろ)だった。日本でも棕櫚はよく見かけたが、花や実がなっているところは見たことがない。おいしそうな実じゃないか?

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これが最後のキャンプ旅行―カバナス散歩

2018-11-06 16:47:14 | ポルトガル18-19

今日はピラテスが10時に終わった後、お天気が良いのでカバナスの周囲を一周することにした。

キャンプサイトの北側の道路を行くとcemeteria のサインを見つけた。英語ではセメトリー(墓地)町はずれに大きな立派な墓地があった。

 

 

 ポルトガル南部(アルガーヴ)はどこもかしこもアパートが多く、人々はアパートで暮らし、死んでもこのようなアパート様式の墓地に葬られる。

どの墓もきれいなお花が飾られているが、これらは全部造花で、生花は蚊の発生を防ぐために用いられない。

 

 

墓地以降は広々とした草地やオリーヴ畑、道路の一角でこの奇妙な種。マメ科の木に巨大な豆のサヤ、花盛りのころにはこの地に居ないから一体どんな花が咲くのか判らない。

 

 

 鉄道のサインがかわいい。煙を出す汽車など走ったことがあるのか判らないけど、このサインは素晴らしい。

 

線路の片側にはオレンジ畑、

 

 

 オレンジはまだまだグリーンで、お店に出ているオレンジは1㎏が1ユーロ以上する。最盛期には50セントになる。

道端の垣根に下がっていた瓜様のプランツ。写真を撮っていたら、若い男性が それは野菜だよ。ネパールではもっと大きくなる。 と言った。彼はネパールから来てここで働いているそうな。

仲間がここに植えたと言った。

 

 

カバナス郊外の城塞、お城は無くて宗教関係の建物だから要塞なのだろう。結構大きい。

 

 オリーヴの実をかき落としているお百姓さん、長い棒の先に熊手のようなものがついていた。

 カバナスのブロードウオーク。あちこちで聞こえるのは英語ばかり。英国人が多いらしい。

 

 レストランの看板はタイの食べ物も寿司も一緒に造っているらしい。

 

 

 タヴィラの10分の1にも満たない小さなマーケット、初めてきて本当にがっかりした。

 

 

今朝漁を終えて網の清掃をしているらしい漁師たち。網にかかっている小魚を海に捨てているのだろう。カモメが飛び回っている。

 

 毎年今頃は満開のこの花、名前を知らないがいつも見とれる。

 

 

 

 黄色とオレンジ色のカンナ、夏中咲いていたのだろう。

 

 

 海岸通りを過ぎタヴィラ側の草地に入る。

 

 網の塀の中にこの巨大なパパイアの実、昨年はもっと大きかった。

 

網の塀に絡みついた雑草の実、まるでブドウのようだけれど、誰もとらないということは食べられないに違いない。

 

 

 

  道端に大きく生えているこのプランツ、茄子かジャガイモの花に似ている

 

 

一回りしてメインロードに出たら踏切を電車が通っていくところだった。この電車もこれだけ落書きが激しくて、一応模様になっているのはいいけれど、窓ガラス迄スプレーペンキで外が見えないのはやっぱり良くない。

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これが最後のキャンプ旅行―ファブリカ(Fabrica)

2018-11-05 19:27:13 | ポルトガル18-19

お天気の良い金曜日、二人でファブリカ迄歩いていくことに決め、私が洗濯している間に亭主はサンドイッチを作りコーヒーをフラスコに詰めた。

ファブリカは2年前タヴィラから自転車で行ったことがあり、その時はオランダ人夫妻が一緒だった。今年彼らは目の病気に皮膚がんまで患って越冬キャンピングはあきらめた。年を取るということは来年どうなっているかが予想もつかないものだ。

 

 

キャンプサイトを出てすぐ、遠い向かいに見える高級感あふれるポルトガルの家の前庭の、見事なポインセチア。遠くからこれが一番目に付く。

 

道路は石ころの埃だらけの道で、自転車で走っているときにはガタガタ飛び跳ね、本当に大変だったが、ゆっくり写真を撮りながら歩くには苦にならない。古そうなオリーヴ畑。

 

 

道端に8つの郵便箱が並んでいるが、家らしいものがどこにも見えない。

 

名前も知らないつる性の花。

 

鈴なりの柿の木、もちろんしっかりと網塀で囲われているから、手が届かない。こんなにたくさんなっているならどうしてお店の柿は安くならないのだと文句が言いたい。熟柿になっているのも多くて、このまま腐らせるのかと恨めしい。

 

 

広大なアボカドの畑。これからがシーズンで硬いグリーンの実が売りに出される。産地なら実の熟したのをと思うが一度も出会ったことがない。

 

道ばたの塀に絡みついたツタの花は今から満開になるらしく、ミツバチが群がっていた。

ミツバチなどもう冬眠しそうなものなのに。

 

 

 

 

広大な高級ゴルフコース。歩いている道路の両脇に広がっていた。

 

 

華やかな南国の花。

 

ファブリカのサインを見て海の方向へ曲がると・・・・

 遠くから若者のグループがやってきた。

サイクリングならぬこんな2輪車での楽しみ方もあるのか。

 

 

ファブリカは小さな駐車場と遠くの島に囲まれた内海に数艘の小舟がもやってあり、村と言ってもいいくらいの一塊の住宅とカフェー、レストランが1軒づつある。

静かなきれいな村?でここの海岸ベンチでサンドイッチを食べた。キャンプサイトからここまで2時間歩いた。

 来た時と同じ道を帰るには遠すぎるからカセーラ(Cacela)の駅から電車で帰ろうと内陸に向かう。メインロードからもカセーラの駅は遠く、いろいろな家屋を見ながらあるいた。

この立派なお屋敷みたいな家はポルトガルの高級西洋長屋のようで、同じ塀の中に3軒くっついていた。

 

 カセラの駅から私たちの降りる駅まで一駅8分、電車の駅ではこの間が一番長い。私たちこの日は3時間で8Kmは歩いた。

あの西洋長屋の美しさとは打って変わった電車の落書き、確か電車の管理局が落書きに対する消却や犯人逮捕などをあきらめたとのニュースを読んだことがある。

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