スーパーマーケットで買う野菜は、ほとんどビニール袋や一個づつビニールに覆われたものが多い。昨今のプラスチック、ビニール廃止運動のせいもあって、私は1週間に一度はストリートマーケットへ買い出しに行く。
マーケットでは薄いビニール袋に入れてくれるが、私は手製の布袋を4枚くらい持っていくからビニールはいらないといつも断っている。
ルーシャムマーケットはもちろんスーパーマーケットより安いが、ただ問題は一山1ポンドのものがほとんどで、独り身の人にはおおすぎる。
二日前に行ったマーケットで珍しいものを見つけた。ピンクの白菜なんてあまり知ってる人や食べたことのある人なんていないのじゃないか?
この白菜裏側は白で内側が紫がかったピンク、ビニール袋に入っていて2袋で1ポンド。
初めて見たときは驚いたけれど、珍し物好きのこの私、さっそく買ってみた。
葉を一枚ずつはがして裏表を洗い、細かく千切りにしてレモン1個絞って砂糖小さじ1杯オリーヴオイル適当に入れてミックスして食事の突合せにした。亭主は喜んでしっかりお替りして食べている。容器の下に溜まったレモン、オリーヴ汁はピンク色になっていた。
ルーシャムのマーケットでは時々見たことのないような野菜や果物が、とっても安く売りに出される。数年前エリンギが大きな箱詰めで、ひと箱2ポンドで売りに出された。この時には友達にもと一体何箱買ったか覚えていない。それ以来このマーケットでは一度も見かけない。
このピンクの白菜、珍しいから娘にも買ってと、今日また出かけたがもうどこにも売っていなかった。
それでも今年の初物、大きな柿が5個で1ポンド。甘くておいしいが一体どこの国から送られてきたものか?
新鮮なコスレタスが4個で50ペンス。一体どうしたらこんなに安くなるの?畑で苦労して作るのがばかみたい。
大きなレモンが6個で1ポンドだった。
こんな安い野菜や果物を買っていると、ポルトガルのスーパーやマーケットで買う野菜果物がなんて高いのだろうと感じてしまう。それでも日本より安いかもしれないのに。