Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

年の暮れ、正月の花火

2020-01-06 18:56:55 | 日記19

 

毎年タヴィラのジラウ河の真ん中の橋で花火が上がる。今年はこの橋が工事中でどこで花火をあげるのだろうかとはおもっていた。

 

 

この橋、ここタヴィラへ来始めた6年前からよくぞこんなひどい橋を車が通ると不思議だったが、やっとこうして改修工事にたどり着いたのはEU のお陰らしい。

31日の夜11時半になって花火を見に行こう。今回が最後かもしれないからと二人で出かけることにした。娘夫婦は10時には寝てしまった。

タヴィラの中心地はローマ橋の向こう側、いつもクリスマスツリーが立っている。ローマ橋までお屋敷から歩いて10分ほど、十分時間があると思って余裕を持って出かけた。

 

 

ローマ橋の手前であまりに多くの人出、驚いたのなんの。これでは写真を撮れるかもわからない。

 

 

いつも同じクリスマスツリーが立っていたから全然興味も持てなくて、この年は夕方一度もこのスクエアーへ来てみなかった。今年は何処のツリーと交換したのか、素敵なツリーが輝いていた。

とにかくあそこのツリーの近くまで行って見ようと、押し合いへし合い、橋の上の人々をかき分けてスクエアーまで行った。

 

 

この辺りもっとすごい人々で詰まっている。スクエアーのツリーの横にしつらえたステージではアバの音楽が鳴り響いている。

亭主にこれでは写真も写せない、大橋まで歩こうかと言ったら、もう12時になるよと言われすぐ大衆の秒読みが始まった。

 

 

 

 

 

たった5分だけだったがヤシに木の上に花火がバンバン揚がった。人込みの中でカメラを高く上げて写真を写していたが、ヴィデオに切り替えたので一番良いところはここには載せていない。

 

あっという間にフィナーレの花火が上がって終わっても人込みはほとんど動かない。皆ワインを持ってきて友達や家族で飲みあい新年を祝っている。

帰って私たちもワインを飲もうとローマ橋の人込みをかき分けて通るのに、もっと大変だった。亭主などフラフラで、人からは酔っ払っているように思われたと言っていた。

 

こんな片田舎でも頑張ってクリスマスの飾りつけをしてくれるのがうれしい。それにこの花火を楽しみにしているポルトガルの人々もこんなにたくさんいるのだ。

帰ったら1時半だった。二人でシャンペンで乾杯。静かに新年を祝った。

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緊急帰国の途―ポルトガルからカセーレスへ

2020-01-06 07:33:04 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

金曜日の朝8時半カバナスのキャンプサイトを出発。昨夕から激しい雨が降ったため、この時間ではヨガの友達一人にしか出会わなかった。彼女は早朝の犬の散歩からの帰り道だった。来年のことは約束できずただ名残惜しく別れてきた。

亭主は歩くのは疲れるが、運転はたいして苦にならないそうで、時々激しい咳と鼻水をふき、薄れてきた血痰を吐きながらの長距離運転。

 

もうこれでポルトガルの青空を見ることが出来ないとあきらめて、雨が激しいスペインの高速道路をセビリアへ向けて走っていると、次第に雨足が弱くなり薄日が差すようになってきた。

 

スペインの道路際どこでも必ず出くわす黒牛の立て看板、どこかのワインの宣伝らしい。

オリーヴ畑の丘の上にひしめくスペインの町。

ポルトガルを出たばかりの頃は高速道路にはほとんど車がなかったけれど、セビリアに近くなるにつれて車の数が多くなってくる。

昨年年の暮れ一泊した高層ホテル、こうしてみてもホテルには見えないけれど、中はたいそう立派だった。この建物以外に高層の建物は見えない。

途中から雨が降ったり止んだりで,心晴れず亭主に何度も休憩しようと言っても停まってくれない。

この坂道も今まで何回通ったことだろう。

 

コルク樫の林も雨雲が低く立ち込めている。

この牧場が連なる辺りは木がほとんど生えていない。羊や牛が放牧されているためで、娘によればこんな動物のために地球の温暖化が促進されているのだという。だから肉食はしない。

見渡す限りのヴィンヤード。

12月初めに通った時ともう2か月近く風景の中にも春の色。

 

 

毎年ポルトガルへの往復に立ち寄る、カセーレスのキャンプサイトに着いたのは午後2時過ぎ。途中で一度コーヒーを飲み昼食に亭主からのリクエストのチーズ入り卵焼きを作った。一週間ぶりに食べるランチで回復してきているのが見えて嬉しい。

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