新年も真っ青に晴れた良い天気だった。朝日を拝んだのは太陽が高く上った8時過ぎ。
娘夫婦には日本の正月の習慣など教えていないから、9時ごろ起きてきてHappy New Year !!! と言い交して終わり。
今夕はオランダ人夫妻と日本人男性を招いて、新年会をする予定。
セヴィリアへ行った朝早く,近所のスーパーでチキンの胸肉とサーモンの切り身1Kgを買って冷凍しておいた。お正月にはスーパーは開かないし、レストランも予約なしでは何処へも入れない。
31日の夕方これも近所のスーパーでポルトガルのワインやイチジクのリキュアーなど買っておいた。
それで年の暮れからパーティのデザートにはテラミスを作る準備、肉と魚も解凍準備。
この日の献立は私が作るのは天ぷらと巻きずし。娘は茄子の田楽、トマトとニンジンを使ってトロに見立てた握り寿司、サーモンの照り焼き、赤と白の蕪の酢漬け それにヴェジタリアンコロッケ。
寿司のノリもお米も持って来なかったから、31日にスーパーで買った。寿司米と書いてあったが水加減がうまくいかず、ご飯は柔らかすぎ、ノリは中国産の品質最悪。
ロンドンから持ってきたのが寿司酢とお醤油だけ、パーティなど予定していなかったから仕方がない。
朝から準備に忙しく、オランダ人の奥さんも肉も魚も食べないから、それなりにてんぷらは茄子とサツマイモ、にんじんと長いグリーンビーンのかき揚げ、一番最後に鶏肉を揚げる。
私も娘もいつもたくさん作りすぎて残り物を数日食べることになる。
お昼に娘夫婦は川渕のアイリッシュパブへお昼を食べに行った。私たち二人昨年から(2日前から)持ち越しのあまりものを片付けなければならず、そんなに毎日出歩いて食べておれない。
午後5時にお客には来てもらうことにしていたので、オランダ人夫婦は自転車で登場。日本人は電動スクーターで現れた。酔っ払い運転にならないから大丈夫・・・・か?
オランダ人夫妻はお屋敷の大きさにどきもを抜かれ、ただただ感心するばかり。彼女からはオランダから持ってきたクロッカスとグラジオラスの球根類をプレゼントにもらった。帰国して植えたのでは遅いかもしれないけど、帰国が何時になるかも判らない。
日本人の彼は袋いっぱいの大きなレモンを持ってきた。友達の庭になっていたものを貰って来たそうな。ありがたい。
はじめは皆で大きなダイニングルームでジントニックを飲みながらおしゃべり、出来上がった寿司やてんぷらなど食べ、ワインを飲み。私が最後に鶏肉を揚げて持って行った時には皆満腹してもう食べられない。と言う。
それでも1時間もしたら私が作ったテラミスも皆喜んで食べてくれた。孫のためにはコーヒーの代わりに新鮮なオレンジを絞って入れたので、初めての食べ物に嫌がっていた彼も味見をしたら、Its super delicious, Can I have more? もっとちょうだい はオリヴァーのセリフだ。
9時には孫とパトリックが寝てしまい、10時には酔っ払ったオランダ人のご主人の方、自転車を押して帰るという奥さんを見捨てて、16歳の男の子のように、すっ飛ばして帰って行った。彼81歳。 飲み残したワインを平らげてと日本人の彼は11時まで飲んで余ったコロッケやてんぷらも明日の食事にとしっかりリュックに入れて電動スクーターで帰宅。
やっぱりたくさん余った食事を見て、来年もまたここに来たらもっとたくさんの友達を呼ぼう。