今日1月14日、久しぶりに雨が降った。12月21日が嵐の最後でそれ以来雨は一滴も降らず、ポルトガルの英字新聞によれば、やっぱりポルトガル南部は水不足なのだそうだ。
さすが1月になると例年のごとくアーモンドの花が咲きだし、道端にいろいろな花が咲いているのが見られる。
地下に大きな玉ねぎのような球根を持つシーオニオン(Sea Onion)もう咲いているのかと驚いた。これは例年2-3月の花なのに。
これらは公園や家庭の前庭の花だから雑草ではないけれど、これからあらゆる色の花が咲きだすその手始め。
タヴィラのドクター何某(タヴィラにはドクターの名前を付けた通りが多い)の通りに造られた新しいフラット、最近タヴィラは景気が良いのか次から次とフラットが出来上がってゆく。
タヴィラと私たちの住むカバナスの間に新しいキャンプサイトができた。これはキャンピングプラッツと呼ばれるもので、電気と水はキャンパーにつなげられるがトイレがない。キャンパーやキャラバンの人たちは自分のトイレを使い、汚物だけは所定の場所で処理する。シャワーもあるが一人1ユーロとのことで、キャンパーにシャワーが着いているだろうから汚水を捨てるだけでよい。
キャンパー120台が停車できるという。私たちが行ったこの日は約40台くらい停まっていた。年の暮れタヴィラの花火を見に行くため一泊した友達夫婦によれば、年末は80台くらいは停車していたという。
1昨年まで私たちが停まっていたタヴィラのキャンプサイトは、一時料金を吊り上げて最高過去の3倍までにしたから、誰も寄り付かなくなってしまった。
それで今季は1泊10-12ユーロで今のところ40台くらい停まっているそうな。昔は150台もいたのに。
このサイトへ行ったのは線路わきにできてタヴィラへのショッピングに電車を使うと必ず見える。そこへ以前タヴィラで一緒に楽しんでいた英国人夫妻がここが気に入って1か月は滞在するとのことだった。
連絡しないで行ったせいで、彼らは見当たらず帰りは歩いて帰ってきた。もちろん日本橋を渡って。
このキャンピングプラッツから日本橋の間に塩田もあれば、塩の集積所もあって、たまたまここを通った時に
ブルトーザーで塩をトラックに積み込んでいた。これから精製所へ運ばれてゆくのだろう。この集積所はものすごい塩の山でどうやったらあんなに高く積み上げられるのだろうといつも不思議に思っていた。でもこの塩の山は岩のように固いからどうでもなるのだろう。
日本橋の近くに見捨てられた塩の山は年々小さくなりつつあるが、蹴っても叩いても決して崩れることがない。岩塩のように固くて泥で汚れているが、塊をうまく取り出せれば、熱湯をかけて溶かし、上澄みの塩100パーセントを風呂や足湯に使えばその効果も優れもの。
この日は友達に会えなかったけれど、代わりに道端に急に大きくなった野生のほうれん草を摘み摘み帰ってきたから、当分新鮮な野菜に事欠かない。