Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

春の花

2020-02-06 23:51:55 | ロンドン周辺

私たちが帰国した1月末ごろから割合良い天気が続いて暖かい。前庭の柿の木の下には、いつごろからとも知らないうちに野生のスミレが繁殖しだした。

毎年だんだん増えていき、濃い色の花を咲かせている。この辺りだけ本当に春の色。

 

 

まだつぼみのクロッカスももうすぐ咲き出す。

 

裏庭のサクランボのなる桜の木の根元、昨年秋桜の木を切ってしまったがスノードロップが咲き出した。もう木陰が無くなったからずんずん増えてゆくのだろう。

このサボテンの一種だと思う棘のある木は数年前、ポルトガルの英国人女性で庭師をしている人から赤白一枝づついただいて、挿し木でついた。太陽の当たる窓際では定期的に水やりが必要だったからキッチンにおいて1-2か月に一回の水やりで花が咲きだした。

この摩訶不思議なサボテンは娘がまだ結婚前にパトリックからもらったもので小さな鉢に長さ3-4センチのグリーンの茎の上に小さな丸いサボテンが載っていた。もう10年も我が家の窓際で、頭が大きくなりすぎて、支えが必要。すると茎の処から横に伸びたグリーンの茎からどんどん根が出てきている。どうしたらよいのか未だに思案中。

 

帰ってきたらまた孫の面倒を見る祖父母の仕事が待っていた。2日続けて迎えに行って、水泳教室へ連れて行ったり、教科書を読むお手伝いをしたりで、お礼にもらったのが春一番のチューリップ。昔造ったビキニの花瓶に入れてみました。

 

我が家から向かいの通りの各家庭の前庭にはいろいろな花が咲いている。

ウインターチェリーが満開。遠くからでも目立つ華やかさ。

まだ裸木の多い通りで、この木だけがとっても華やか。

一軒の庭にはヘザーがびっしり植えられていて、ピンクや白など色とりどり、当分咲いていることだろう。

 

 

 

この可愛い花はこのあたりの前庭に多く、名前が判らない。巨大な緑の葉をもち、花がこうして固まって咲く

 

ただ一軒だけ白の山茶花の咲いている庭があった。我が家の赤い椿はまだまだつぼみが硬いまま。

一軒の前庭の垣根のクレマティスは勢いよく通りの梨の木に登って花盛り。

 

 

クレマティスは5-6月の花のはず、我が家のそれはまだ葉も出ていないのにこの木だけはウルトラ満開。

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ブルゴスからカセーレス(Caceres)へ

2020-02-06 22:32:36 | 最後のキャンプ旅行2019-2020

ブルゴスのキャンプサイトを出てスペインの高速道路に載る。スペインの道路は高速でも無料の処が多く有料の高速道路は距離が短い。今日通る道路は全行程450㎞のうち430㎞は高速道路で、今まで15年ヨーロッパの各国を回ってみて、ドイツと並んでスペインの道路はヨーロッパ1位だと思う。

昨夜二人で相談したのはカセーレスまでの道路はサラマンカ廻りの450㎞とマドリッド回りの480kmのどちらが良いかというもので、マドリッド廻りは道路が平坦で、坂道がほとんどないが、マドリッド周辺は車の量が非常に多い。

サラマンカ廻は南下するにしたがって坂道が多くなるが車の量は少ない。カーナビをセットした結果、距離の少ない方を選んだので、サラマンカ廻になってしまった。

 

 

この西回りのコースは制限時速120㎞、サラマンカを過ぎるまで道路は平坦で、車の量も極端に少ない。

 

 

道路わきの名前も知らない町には巨大な教会か大聖堂が2つもタワーを並べている。このあたり平野の中の平坦な街で四方に目を凝らしても山も見えず、林や森もない。周囲は牧草地か耕作地で今はほとんど周囲に雑草の花も咲いていない。

 

 

南に行くに従い山か岡のようなものが現れたが、ほとんどが牧場のような感じだった。

 

 

200㎞も南下すると、山や丘にはコルク樫の森が多くなってくる。

 

 

サラマンカを過ぎると道路は上がり下がりが多くなって、おまけに行く手に雨雲が張り出してくるようになった。

 

 

急激な雨が降り出し、前を走る車のしぶきがひどい。

 

 

以前にも何度か通った道筋だが、こんなに大きな河か?湖 ?があったとは知らなかった。ポルトガルは干ばつだと聞いていたが、スペインはしっかり水を貯めているのかもしれない。

 

プラセンシア(Plasencia)の近くになると遠くに黄葉の木々が目立つようになる。この辺りはサクランボの産地で、4月半ばには桜の花であたり一面白っぽくなる。サクランボのなる桜の木は実のならないソメイヨシノと違って花はそんなに派手ではない。今の時期桜の木々は黄葉して落葉する。山の斜面を段々畑にして桜の木が植えられている。

 

このあたり桜の木とオリーブの畑で彩られている。

 

 

農作物の畑は見かけないが、牧場とオリーブ畑やコルク樫の林が多くなってきた。

 

 

遠くに田舎の村が見えている。スペインの村は南へ行くほど白壁の家々が素晴らしい。

 

 

 

 

雨も降ったり止んだりで、出てきた太陽は暑い。今までキャンパー内でも着ていたジャケットを脱ぎだした。この辺りから牧場だって雑草の花で黄色くなっている。

道路わきにはどんな花の色も見えない。カセーレスのキャンプサイトはポルトガルへの往復に必ず1-2泊はするところで秋と春の2回は停まっていく。各駐車場に必ずシャワートイレの設備が備わっているユニークなキャンプサイト。途中で停まってコーヒーとサンドイッチをつまんだので、450㎞を5時間で着いた。運転中は決して疲れを見せない亭主も、キャンパー内に落ち着くとすぐ寝てしまう。

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