この写真は1991年4月21日私の2回目のロンドンマラソンの朝、我が家の前庭のボタン桜が満開の時の記念写真。この日は私の46歳の誕生日だったから、ボタン桜がやっと咲きだしたと喜んでいた。
此の桜の木はその後枯れてしまい切り倒してしまったが、この桜は私の誕生日ごろから5月初めまで咲いていると私のメモリーにインプットされていたが・・・・・
今や通りのあちこちに花盛り、此の激しい色のボタン桜は日本人からは好まれないかもしれない。
英国人はよっぽど好きと見えて、いたるところで満開のこの花を見かける。そして30年の間に地球の温暖化をこの花によっても感じさせてくれる。
スーパーへのショッピングに行く道すがら、よその裏庭の片隅に咲いている素晴らしい桜。1昨年丸坊主に近いほど切られてがっかりしていたが、今年は良く回復したと嬉しくて、写真撮影に夢中だった。
我が家の裏庭と隣の庭にも今は真っ白に梨の花が咲いているが、此の木は近くの通りの梨でとっても小さな実がものすごいほどつくオーナメンタルペアーで、通りに落ちた実があまりに汚れてうんざりする。
これらもいつも通るストリートの前庭のヘザー、一年中咲いているような気がする。
3日前にはまだ硬い蕾だった前庭のボタンが一度に4つも花開いた。大きな蕾がたくさんついているから当分この豪華な花を楽しめそうだ。
我が庭のライラックも花が咲いてきたが、特にこのオフホワイトのライラックは珍しい。この家に引っ越した時から特別大きくもならず、毎年たくさんの花を咲かせてくれる。
このライラックが最も平凡な花で、どこにでもある。
ブルーベルはほっておくとやたらと増えて、野菜畑や花壇でも困りもの、特に最近の森や林では、英国ブルーベルを保護する運動が始まった。外来種のスペインからのブルーベルは花も大きく、生育盛んで英国種を淘汰する勢い。
無人駅の垣根の向こうに咲いていたかわいい花を一枝持ってきたが、此の葉は見たことがあると思っていたら、ゴールデン・カラントと言うそうだ。カラントの実はならない。