2月27日から3月9日まで毎日晴天が続いた。暖かくて冬装束でショッピングに出かけると、途中で着ている衣服の1枚を脱がないと行けないくらいの暑さだった。
街路樹の花が綺麗で、桜の蕾も膨らんできているし、赤いモクレンの花が咲きだした。月曜日から急に寒くなり、また冬の戻った感覚だけど、花は次々咲きほころびてきている。
毎月出てくるポストボックスのアートギャラリーでは、3月はWorld Book Day と言う。いろいろな子どもの本のキャラクターを編み物で表したもの。
子どもの本を見なくなってもう何十年になるか。ここにでているキャラクターの中で知っているのはミスターマンと醜いアヒルの子くらい。孫には英語でおむすびコロリンを話してあげたくらいで、英語の本は私が読んでも今では孫にバカにされる。
この3冊の本は塩野七海さんの3部作、2月にコーンウォールへ行った5日の間に全部読んだ。ローマが最終だったのにはじめに読んだのがそれで、ストーリーが前後してしまったけれど、歴史や各国の政治状態は変わらずノンフィクションの中に主人公のヴェニスの若い貴族と高級遊女のオリンピアだけが塩野さんの創作。
特にヴェニスの政治と経済の仕組みが非常によく書かれていて素晴らしい本だと思った。