タヴィラは1年の内300日は晴天といわれる。 2日目の日曜日、もちろんこの日も素晴らしい青空、私は歩いて1昨年泊まったカバナスのキャンプ場へ友達に会いに行った。
タヴィラとカバナス間は広大な塩田が広がっている。昨年収穫した塩が山のように塩田の縁に積み上げられている。初めて見た時は雨が降ったら溶けてしまうだろうにと思ったが、これが蹴っても棒でつついてもまるで石のように固くて崩れない。
この塩の山はタヴィラとカバナス間の歩道脇にあり、時々巨大なトラックが来て塩を積み上げて運んでいく。今までこれは塩の精製場へ持っていくものだとばかり思っていたのに、Mr S によれば冬の道路が凍ったときに撒く塩だそうで、多分ヨーロッパ北部へ送られるものらしい。英国でも道路だけならず、駅のプラットフォームや階段には必ず塩が撒かれている。
未だ12月なのにオリーヴ畑に一面のバミューダ・バタカップス(オキザリス)この南ポルトガルには冬はなくて一足飛びに春のよう。
この同じ場所が3-5月には春菊の花で真っ白になる。
別に約束してカバナスのキャンプ場へ行く予定ではないから、途中から塩田の中を歩いてフラミンゴやヘラガモがいないかと見て歩いたが、かもめだけだった。
それにしてもこの塩水が夏には蒸発して塩ができるなんて、一体この土地は気温が何度になるのだろう。
バミューダ・バタカップス(オキザリス)の花、好日性で朝から花開いているが午後早めに閉じてしまう。
私が日本橋と名付けたこの橋は2018-9年ごろ倒れてしまったが、2020年1月には新しく架けられ、自転車と歩行者のみの便利な橋になっている。ここがないと交通量の激しい国道を歩かなければならない。
冬の英国ではあまり花が咲いているのを見ることはないが、このブーゲンビリヤなど一年中咲いている。
カバナスのキャンプ場の受付では私を覚えていてくれたレセプショニストが大喜び、中にはいって友達に会ってきなさいと言ってくれ、広大なキャンプ場を一回り、残念なことに友達ひとりにも会わなかった。(後ほどのメールでクリスマスからお正月は英国へ帰っているとのこと) キャンプ場が以前よりも拡張されて、ますます大きくなっていた。
一昨年4月に2週間泊まったこのシャレーは今の時期、予約不可能。毎年来ている人たちが春に帰国するときに翌年も予約してしまうからで、この日も全部埋まっていた。
友達にも会えず、サイトの玄関近くのレストランはお昼時期とて満杯、諦めて今度はまっすぐタヴィラまで歩いて5Kmを1時間で帰ってきた。Mr S がカバナスへ3時半に迎えに来てくれる約束だったが、2時半近くのショッピングセンターから連絡し夕方クリスマスライトを見に行く約束をしてフラットに帰ることにした。
真っ青な空と純白の建物、それに南国の木々、タヴィラは私の第2の故郷。
ローマ橋と呼ばれるこの橋、ローマ人が作ったこの街で、ローマ時代から何度も架け替えられたらしいが、原型そのままの橋。
タヴィラには10数件ある教会の一つだけれどこんなにタイルでデコレーションされているところはここだけ。
毎年このベランダで咲いているランの花、戸外で花が咲くのはここだけ。
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