昨日ロンドン北部コリンデール(Colindale)にあるロイヤルエアーフォースの博物館へ行った。ここは英国空軍の軍機展示場で並んでいたのがほとんど爆撃機だった。それも第一次世界大戦で活躍したプロペラ機から2000年までの軍用機。全然期待していなかったのでいたく感激して写真を撮りまくった。
広大な敷地に巨大な格納庫が6棟、あちこちに散らばっている。まずは入り口の第1棟、入って巨大なプロペラ機に圧倒された。胴体がまるで紙で作った飛行機みたい。
これら第一次世界大戦で活躍し、生き残ったプロペラ機は素晴らしいプロペラが木でできている。
この第2棟には天井から床まで数えきれないほどこんな飛行機が展示されていた。
翼だって布製じゃないかと思う。壁には1914年当時の職工募集の張り紙があり、食事付き一日1シリングとか。今現在では何ポンド?になるのか想像もつかない。パラシュートを縫っている女性職員の集団の写真もあった。
第3棟の入り口では第2次世界大戦で活躍したキティフォーク III(Kittyhawk III) でこの恐ろし気な顔が面白い。当時から英国ではこんなユーモアが公式に通じていた。日本の戦時中には決してあり得なかっただろう。
第3、4、5 棟は併設していて、奥行きが深く巨大な戦闘機がわんさとある。男性でこんな戦闘機を嫌いという人は少ないだろう。我が亭主など大喜び、一日中ここに居たいと言っていた。
こんなプロペラ機が空を飛べるのが不思議な気がする。
翼が2重になっている巨大な軍用機。
全くどきもを抜かれたのがこの巨大なヘリコプター、1980年から1994年にかけて開発されたマーリン ヘリライナーは乗客や乗組員を運ぶために造られたものだという。全長19.53メータ、1990年から2001年まで実働していた。
第5格納庫のハイライトはこれ、重量爆撃機ランカスター(Lancaster )全長21.2メータ重量29,000Kg。マンチェスターで製造され1941年から1954年まで活躍。この軍用機は爆弾投下で戦時中には敵に過大な被害を与えたが、同時に撃ち落されて多くの若者が命を失った。
こんな巨大な爆弾を投下、重量6359㎏というから恐ろしい。
こんなドナルドダックが描かれた軍用機、全くアメリカ人のやること。
カモフラージュされた飛行機、上空からでは見つけられないのかも。
この巨大な爆撃機はジェット機、こんなにたくさんの爆弾を積んで飛ぶのだ。
上のジェット爆撃機の三角の翼の下。余りの大きさにボーゼン、唖然。
この英国空軍博物館は無料で、大人から子供まで一緒に楽しめる。孫が5-6歳になったらぜひ連れていきたいところだ。
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